万年筆な日々

万年筆にハマったファッションデザイナーの記録。

FPLL(FOUNTAIN PEN LOVE LETTER)
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カテゴリ: 部屋と万年筆と私

さて、ペントレでGETしたブツをまたもご紹介!

そいつはアメリカ代表の一つ目!見つめられると惚れさせられてしまうSHEAFFER!
初日の内覧でペントレーに佇んだその姿を一目見て・・・ひぃ〜美しい!!

その時、
青目の男前ピーター・オトゥールorアランドロンの渋声が耳元に聞こえたような・・・
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「君にはこれがお似合いだ」

(嘘か誠かは読者の判断で。もちろん自意識過剰による幻聴の可能性大です!笑)

普段はあまり青軸に心を鷲掴みされない私なのですが、これには抵抗不可でした!!
チャンカワイ
と言う事でBALANCEのモザイクブルー軸です!!(既に販売終了)
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しかし、何ともキレイなブルーです!!IMG_3364
 欧州系のブルーとは何か違う!!
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アメリカ人の好きなネイビー系の深みあるモザイクブルー !!
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ホワイトドットが「俺に気安く惚れんじゃねえぜ!」と強気に睨み返している気が!! 

そして、実はこのペン初日にチェックしていて軸の美しさで購入決意してたのですが、
2日目に試筆させて頂き驚いたんです!!
えっ!?これシェーファー??
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なんと18KフェザータッチBニブからの研ぎ出しで長刀調の極細ニブに!刺さりそう!!
しかし、書き味はフワッフワッ!!他の手持ちのシェーファーの書き味とは全くの別人!!

ふぉ〜これがフェザータッチ研ぎ出しニブの書き味か!! 

いやぁ〜奥深い&恐るべし万年筆の世界!!
これでまた自分の中に新しい感覚が刻まれて行く〜〜〜!!
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インクが入ったまま頂戴した。インクは純正シェーファーのブルー!!
これからの季節にピッタリな爽やかなブルー!!

とてもお値打ち価格で譲って頂いたこの方からは実は他にも3本の一つ目を!! 
それはまたいずれ! 

皆様、前編の戯言にお付合い頂き有り難うございます。

さて、それではお待たせしました!ペンの正体を明かしましょう! 

それは50年代物と思しき今は無きドイツのメーカー「Luxor:ルクソール」のもの!
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天冠、ペン先、キャップリングににルクソールの文字とピラミッドの絵が描かれていて 
そのデザインはかなりエジプトしてます!
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尻軸を回し外すと回転吸入式のノブがそこに記された→も何だかヒエログリフぽい!!
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セルロイド軸に浮かび上がるインク窓に至っても何やら怪し気!
まるでミイラをグルグル巻いていた布のような変わった模様が!
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おまけに尻軸には157 Mと2段に表記が・・・これは一体何を意味するのか?
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恐らくMは字幅。しかし157とは??単純に品番か?それとも何かの暗号か?
そして、ピラミッドマークの下のHの表記は何を意味するのか??
そもそもルクソールにピラミッドは無いはずなのに何故???

だいたい何故にドイツでルクソールなのか???

社長がエジプト人でルクソール出身だったのか??それともただの考古学オタクか???

まぁ、世界的に有名なツタンカーメン王(正式にはトゥト・アンク・アメン (Tut-ankh-amen))のマスクが発掘された王家の谷を筆頭にルクソール神殿等の世界的に有名な遺跡があり、それのネームバリューにあやかったのではと単純に考えるのが正解か!?

しかし、ツタンカーメンの墓を発見したのはイギリスカーナヴォン卿の支援を受けたイギリス人考古学者ハワード・カーターで、当時のドイツの状況考えると決して好んで名付けるとは思えないが・・・やはりネームバリュー負けか??(確かインディ・ジョーンズでもドイツとのお宝争奪戦があったので、もしかしたら悔し紛れか!?)
う〜ん!謎・謎・謎!!

いい!最高にミステリアスでロマンチックです!自分的にはたまりません!!笑
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黄金マスクよろしいペン先は14Kで非常に柔らかくビンテージペンならではのしなりがあり、
ペン先に力を加えるとまるでコブラの口の様にパカッとペン先が開きフレックス!!

インク何を吸わせるか悩みます!
やはりベタにミステリーブラックにするべきか?
それとも、ペントレ記念でワーグナー2014赤黒インクをミイラ再生儀式よろしく流し込むか?
はたまた、まるで古代の黄金のマスクよろしく黄黒のインクをまとわせるか・・・

はぁぁ〜〜〜楽しい!!

ちなみにタイトルに上げている「テーベ」とは 
ルクソールは、エジプト新王国の時代、太陽神アメン=ラー(Amon-Ra)の都市テーベだった。
 Wikiより


そう、ラーの都である。これは偶然か??
(この下りは3/3投稿の「ラーの為に!」お読み下さい。) 

政情が安定してかつての様に行ける様になれば、是非一度訪れたい!!
もちろんこのペンを胸ポケットに差して、インディアナジョーンズ博士の様にゴムバンドを結わえた小型のノートに何か分からぬ文字をびっしり書き写し、渋い声でうなってみたい!!

「こ、こ、これは・・・!?」
(スイマセン完全にいっちゃってます!!お許しを!!笑)

ミイラ取りがミイラになるとはこの事か!?
ミイラ(mirra)の語源はミイラ作製の際に防腐処理に使用された樹脂ミルラ(没薬/もつやく、myrrh)からと言われている。この薬は15〜17世紀のヨーロッパでは不老不死の薬として珍重された。そのためミイラ取り(盗掘)が横行し砂漠で行き倒れて帰って来ない人も多かったのでこのことわざが生まれたそうな!日本には江戸時代にこの薬もことわざも入ってきて、遊郭に入り浸っている人を連れ戻しに行った人が同じくどっぷり嵌ってしまうことを表す言葉として流行ったらしい!!俺の事!?笑

皆さんくだらない話に長々お付き合い下さいまして有り難うございます。
 

今日も最高の天気です!!
本当ペントレとともに春が来た感じですね〜

さて、昨夜にUPしたブログで紹介の今回ペントレで入手した1本を披露したいのですが、
その前に何故今回予算をオーバーしたのにも関わらず意を決して(大層ですが・・・)
購入に踏み切ったのかをお伝えしたいと思います。 言いたい事多いので前後編の2部構成ですが宜しければじっくりお読み下さい。笑

先ずは前編。

私は何を隠そう実は大の考古学好きです。
あくまで好きなだけで詳しいのではありません。

初めてその面白さに虜になったのは恐らく小学生の頃にTVでよく見ていた水曜スペシャル等の
ミイラが出て来る番組だったと思います!! もともと、「兼高かおる世界の旅」等が大好きで世界各地のレポートにいつも釘付けだったのです。たまに遺跡の流れがあるとへぇ〜と!!

懐かしいでしょ!!この音楽聞くだけでワクワク!!

しかし、日用品(各種洗剤やポマード等の化粧品、トイレットペーパーなど)を販売している商売人の子であった自分は番組を見ていてもそれが仕事だという感覚が全く無かったので、そちら方面に進む事など当時は到底考えもつきませんでした。

そして、中学3年の夏前にそろそろ進学の事となり、普通科高校に進めと言う親と、明石家さんまの弟子になりたいと言う自分の意見が真っ二つ割れ、親は普通科高校に行かねば一切の援助はしないと!!(弟子になってたら今頃は・・・笑)

そこで、経済力も知恵も経験値も乏しいのび太似の中学生の自分は必死に普通科高校から先に何を望めるか考えました。その時、なけなしの脳みそで思いついたのが、

普通科高校→大学→TV局→「なるほどザ・ワールド」の海外レポーター!!

これで普通科高校を受験する理由を見つけ受験したのです。(アホです!笑)
(結局、高校在学中にポパイ等の雑誌やデザイナーの母親の薦めもあり服飾の世界へ!)

しかしながら、それでもそれらの番組が大好きで世界への憧れは強く、デザイナーになってからは足しげく世界中を飛び回りました。しかし、どうしてもファッションに関係する都市が中心となってしまい、それ以外の国や街に行く事は近年まで一切無かったのです。

ところが、ある時、パリから西アフリカ/モロッコの古都マラケッシュを訪れた際に一気にまた昔の自分が行きたかった国の事が蘇ってきたのです!!
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懐かしいマラケッシュでの1枚。奥はスークと呼ばれる市場がまるで迷路の如く!広場では火は吹くわ、路上でペンチで歯を抜く歯医者はいるわ、羊の脳みそを目の前ビニール袋に入れてるは、そこら中で猿が走るわ、でそこは正に異国!!ましてや、まさかのラマダン真っ最中であった為日本人は皆無!!いつインディアナ・ジョーンズ博士が出てきてもおかしく無い!!

そう、その頃日本のTVでは今や長寿番組の一つ「世界・ふしぎ発見!」で世界中の様々な所をレポーターが訪れクイズを出す番組が何よりも好きで(もちろん今も!)、その中でもエジプト考古学の権威である吉村作治先生が登場するエジプト特集に胸躍りワクワクが止まらず、今や我家の本棚にもエジプト絡みの書籍が多数揃っている次第です。
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その吉村先生の著書にも古代エジプトの筆記具の事が書かれているページがあり、
非常に興味深い内容です。恐らくこれが最初の万年筆では!!もちろん紀元前の話!
(確かパイロットのペンミュージアムにも同じような事が掲示されていました。)

写真はいわゆる古代エジプトの文字ヒエログリフの解説です。
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これが文字です!!上から下に「セク」と読むそうです。赤字は各パーツの説明です。

何と既に目立たせる所には赤インクを使い、そしてインク壷思しきものもあったのです!!
そう、絵の具では無くインク(顔料ではありますが)だったのです!!
もちろん筆記具は葦の茎の先端に溝を切った万年筆の原型!!おぉ〜〜〜凄い!!

次回に続く

 

昨日終わったペントレ。

余韻に浸りながら机上のハンティングしたブツを見ていると何だか子供の頃に戻った気分。
机や引き出しが万年筆関連で埋め尽くされ、いずれオーバーするのは目に見えている。笑

今回、会場でも多くの先輩方が「集めだした最初の頃が一番楽しいんだよな〜!!」
と懐かしみをもって言って下さるのを何度も耳にした。 

私はラッキーです。
私はこの万年筆の世界に嵌り込んで暫く経ったある時に、師匠や、らすとるむさん 、世界のコレクターさん等自分には想像つかない奥深いコレクションを見聞きし(恐らく今から死ぬまで頑張っても追いつけないので!)とっても安心したのです。

「これは間違いなく死ぬまで楽しめるなぁ〜。」って!!

今となっては手に入らない万年筆も山盛りあるし、先輩方が多くいるおかげでいつも新しい驚きと発見に満ち満ちています。そして、何と言ってもその先輩方が未だ元気百倍!物欲も知識欲もドバドバです!こんな素敵な事はありません!

人それぞれ色々な思いや拘りがあってコレクションします。

ある人は色に拘って、
ある人は字幅に拘って、
ある人はサイズに拘って、
ある人はシリーズに拘って、

しかし、自分には明確に言葉にできる拘りは特にありません。
でも、拘りが無いのでは無いのです。メチャクチャ拘っています!!
それは一見では分からないかも知れません。

昔、何一つ趣味を持たない自分は仕事が趣味の延長でした。気が付けば大好きな生地に囲まれて身動きができなくなるくらい!それこそ、家が買えんじゃねぇ??と言う程。(今は仕事のスタイルが変わったので、整理整頓してかなりスッキリ!)20代30代は眠るのが勿体ないと365日24時間仕事仕事でした。よく周りから「仕事の鬼」と!!(今思うと正にクレイジーです!!笑)

しかし、そのお陰で今の自分のスタイルを確立出来ましたし、日本だけでなく世界中で様々な人にもお会いする事が出来ました。そう、それらの事が無ければ今これほど万年筆を楽しんでいる事も無かったかも知れません。(ちなみに我家の相方も私のせいと言っても過言ではないですが、今や立派な本とアンティーク等々のコレクターです。恐るべしコレクター一家です!笑)

誰の為でもなく、自分の為に情熱をかけ拘れる事は間違いなく幸せです!
今回のペントレでの講演は講演者自身の拘りが表面にも現れが何とも幸せそうなのも再認識しましたし、参加している大勢の方が幸せそうなのも確認しました。

そう!拘り=幸せなのです!

もちろん、商売になさっている方もいるだろうからその方々にとっては万年筆は大切な商品なので見方も感じ方もまた違うかもしれません。

しかし、利益を度外視で(そうではない人もいるかも知れませんが。)ああやってトレーディングされているブツを大事に持ち帰って自分のコレクションに入れる時、そのブツを所有していた方の思いや拘りも感じる事が出来る事は何とも楽しい!!(それは普通のお店で買うのとは一味違う!!)

これからも自分らしい拘りを死ぬまで楽しく続けて行きたいと思います。

その昔、ツイッターでこのように呟いた事が・・・

「こだわる」を漢字で書くと「拘る」となる。本来は「ちょっとした事を必要以上に気にする」「気持ちがとらわれる」「つかえたりひっかかったりする」などあまり良い意味に聞こえない。 「こだわってますね〜」が「ちっちゃい奴やな〜」って感じで何だか残念!と言うと相方が「その解釈が小さい」と。

今は大きく大きく拘っている!!笑

さて、昨日ハンティングの1本です。詳しくは明日!
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これな〜んだ?!これで分かる訳ないよね〜!!
(発見時には既に予算オーバーでしたので悩みましたが、これ買わないとダメでした!)
 

タイトルは決して心臓が悪いのでも、恋煩いでも、キャリパミュの新曲でもない。

明日初日のペントレを前にした自分の状況である。

待ちに待ったイベントであるが、どのような状況なのか全く分からないので
WAGNERに初参加の前日同様かなりドキドキバクバクでまるで海外旅行前夜!
いや、好きな子に告白する前、いやいや、相方に黙って万年筆買っている最中の心情!

夜中3時に米軍の夜間飛行?の音のせいで目覚め、そこから色々ブログ等を
チェックしていると、ますます眠れなくなってしまい、 気付けば朝。Oh!ノー!
Johnさんにおまかせ調整で預けているM800/3Bもとんでもない変化を遂げている模様。
はぁ〜ぁ〜〜楽しみ〜〜〜!!!

しかし、ペントレ初日に万年筆の販売が無くて良かった!
多分初日に販売があれば、絶対ついて行けない状況で悔しさで涙していたかも知れない。
(ヒックヒックと男泣きし、その夜はグテングテンに酔いつぶれていたかもである!)

何せまだ知識と経験(もちろん予算も)乏しき状況だけに、
事前の確認&検討が無いと手の打ちようが無い。
(実は勝負事に負けるのも嫌いなので尚更厄介である。笑)

いつかは出品する方にもなってみたい。(ペントレ出品は恐らく10年以上先の話か?)
元々が商売人の子だけあって、お客さんの喜ぶ顔が見れる程面白い物は無い。
だが、いかんせん万年筆はまだまだ勉強が足りない。

もちろん、何にもしていない訳ではない!
今のところはあくまでWAGNERの会員のみに楽しんでもらえるよう少しづつ頑張るつもり。

何を頑張るかって?それはまだ内緒!

今のところ4月の定例会に間に合えばと実験を続けている。
しかし、先ずは明日!登録表も準備OK!!ヤル気満々!!楽しみ〜!!
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ドキドキバクバクするぜ〜!
サンキュウ万年筆!



 

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