万年筆な日々

万年筆にハマったファッションデザイナーの記録。

FPLL(FOUNTAIN PEN LOVE LETTER)
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カテゴリ: 部屋と万年筆と私

3月に入ってもまだ肌寒い。今日はちらほら雪まで降った。

それでも先日ちょっと気の早い冬眠明けカエルを発見。そうだ思い出した!!

我家のカエルもそろそろ起こそう!

それはフランス製のPARKER SONNET LAQUE シリーズの1990年代のペン。
当方こいつをカエルペンと呼んでいる。
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詳しい事が良くわからないまま昨年末にオークションで落札した。
(写真もぼやけ気味で少々怪し気だった。)
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軸の模様がまるでカエルの様な色と模様に惹かれて落札したのである。
(既に手元にあったソネット・フジェールがフランス製でバイカラーのペン先が付き
書き味も良かったと言う信頼感が後押ししたのは間違いない。)

しかし、届いたカエルペンのペン先が見るからに怪しい!!
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ネットで調べるとSONNET LAQUE シリーズのペン先は18Kペン先らしい。
ところが自分の手元にあるこのカエルペンのペン先はどう見ても18Kには見えない。
ロゴの刻印と2本のラインのみで何処にも18Kの文字は無く、
何となく薄っぺらいペン先が安っぽくも感じる。

う〜ん、正しい答えは恐らくこの4つ中のどれか。

①最初からバリエーションに廉価版のSTペン先があった。
②誰かがペン先を交換した。(75の初期ペン先を移植?)
③これが本来の姿で自分が無知なだけ。(一番あり得るかも?)
④まっかな偽物。(パーカーだけにあり得るのか?)

激安だったので、どれも可能性はある。しかし、出来る事ならせめて④でない事を願う。

そして今日、複雑な気分のまま冬眠明けカエルペンにインクを吸入。
軸に合わせて丸善の限定インク「玉露」をチョイス!

書いてみると程よく柔らかいペン先で案外書き心地は良い。
う〜ん、気分は更に複雑になった。
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こやつの正体は幸運のカエルか?はたまた毒カエルか?

う〜ん、まだまだ万年筆の謎解きは続きそう・・・!!
 

日本橋丸善で「世界の万年筆展」が昨日から始まっている。来週には日本橋三越で
「世界の万年筆祭」、そしてその翌週には「ペン・トレーディングin東京」が開催される。
正に萬年筆の月である。

趣味文最新号にも書いてあったが、今回の限定万年筆パイロット845「青漆」が 
既に予約完売しているらしい。5万を超えた萬年筆が現物を手にする事無く
予約完売の事実は、やはり万年筆ブームが本格化している一つだと思う。

最近、ファッション誌を見ていてもやたら万年筆が登場する。
切っ掛けは色々あると思うが、メンズの世界で言うと一昨年前位からそれまでの
イタリアンスタイル 一辺倒から、英国調のクラッシックなスタイルが復活。
ゲイリー・オールドマン/プラダ
(2012-13年の秋冬プラダメンズコレクション。ゲーリーオールドマンの胸ポケットにはプラダの限定万年筆!)

また、ラギット系と呼ばれるネオアメトラスタイルが躍進したのも大きい。

いずれのスタイルもジェントリーなスタイルで、それまでの華やかでセクシーな
モダンイタリアンスタイルとは打って変わってシック&ダンディが売りのスタイルである。
そうなるとインテリジェンス&男臭いアイテムが再注目を浴びる形になり、俄然万年筆も
脚光を浴びる事となった次第である。
(それらのスタイルのオリジナルの時代の3種の神器に万年筆があったのは言わずもがな。)

味わい深く決め込んだスーツやジャケットの胸ポケットに忍ばせた万年筆に次のネタを模索
していたファッションピープル達が飛びついた!!

もちろん、そのネオダンディ達が携える筆記具の中にはビンテージ感漂う
モンブランやパーカー、漆塗りの萬年筆がお洒落に光り輝く!

しかし、最近の万年筆ブームはそれだけが切っ掛けではない。
恐らくファッションの方はじきにまた新しいトレンドに切り変わるだろう。
だが、それが切っ掛けで万年筆に興味を持ち、嵌る人が増えるのも間違いない!

書くと言う道具としての側面と、美しい工芸品の側面を持ち合わせた万年筆の世界は奥深く、
今や究極の遊びの世界に驀進中だ!

それは正に今の時代に起こるべくして起こったブームであろう気がする。

そして我家ではそんなブームも関係なく、チョイワルから毒気を洗い流した
風呂好きネオダンディオヤジと同様に今日も風呂に入り嗚咽を漏らす。
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はぁぁ〜気持ちいい〜〜〜
(ペンの声か、俺の声か・・・笑)





 

昨日のブログで取りあげたセーラーのジェントルインク〜四季彩〜
色々調べてみると過去に人気のあったインクの再販との事。
何か嬉しいような、残念なような・・・

まぁ、自分は初めてで気に入ってるから全然良いんだけど、
既に使った事があって、新色を楽しみにしてた人は微妙か??

今日もその〜四季彩〜「土用」でノートを書いていた時にふと思った。
もしや?この色のイメージは土用の丑に食べる鰻の蒲焼きの色なんだろうか??

ヌルヌルとした黒い鰻が炭火でじっくり焼かれて、受け継がれた秘伝のたれを帯びて
徐々に旨そうな照りのある焦げ茶色の蒲焼きに変化する。って感じか?

う〜ん・・・蒲焼きは好きだけど、何かテンション上がらない!腹は減るけど!!
(あ〜猛烈に鰻重食いた〜い!!)

そこで、自分だったらこの色に何て名前付けるだろうか??って考え始めた。
な〜んか見た事あるようなこの色。頭ん中の記憶をグルグル探して見つけた!
そいつは・・・
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カワウソ!
写真はネットからちょこっと拝借)

水中を泳いでいる時はインクの様に黒々としていて、陸に上がり乾くと徐々に茶色に!!
まさにこのインクのイメージにピッタリ!!

日本では固有の日本カワウソは絶滅していて、すでに伝説化している!
昔から人を化かすと言う伝承もあり、大好きな水木しげる先生の漫画にも度々登場するので
ポピュラー度はかなりある!
そんな、伝説の生き物イメージだと何だか気分が上がるのは自分だけだろうか?
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水木先生の絵を真似て描いてみた。何か妙にしっくり来る気が・・・

ジェントルインク〜伝説(レジェンド)〜
「川獺/カワウソ」


皆様、いかがでしょうか?

(メーカの方々スイマセン!これも道楽の一つとしてお許しを!買いますよ土用!)







 

前回のブログに「可愛気が無い!」と、このブログの最初の読者である
相方(当方では嫁の事を相方と呼ぶ。)からダメだしを食らったので、可愛気ある
万年筆ブロガーになれるよう改心!(チョーカワイイと言わせてやる〜笑)

さて、実は昨日は趣味文購入だけでなく、実は取り置いてた3月の1本目をお迎えに。

ブツはイタリア・フィレンツェのVISCONTI「デッセ リングド ブラウン」。
(日本未入荷の90年代の限定モデル。)
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軸はビスコンティお得意の1930年代のビンテージセルロイドを使用。
ビンテージセルロイドのしっとりと手に吸い付く感じはたまんない!!
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パーカーのビンテージペンを思い起こさせる手の込んだ軸模様は何とも美しい!
ビンテージペンではないので、クリップやリングの輝きも美しく軸の美しさを引き立てる。
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光に透ける何層にも重なったブラウンリング!はぁぁ〜ベッロ(イタリア語で美しい)!!
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ニブは14KのM。書き心地は固めであるが書き良い。
この華やかな軸にビスコンティのバイカラーニブは良く似合う!!
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インク吸入はピストンフィラー(尻軸を回し外し中の黒いノブを回す)
また、現行のクリップとは違いPILOTカスタムの様な先丸玉のシンプルさも好み!!
(どうしても現行のクリップが苦手なんだな〜VISCONTIの文字が目立ちすぎる!)

やっぱりイタリアのペンには華がある。何か持ってるだけで気分が上がるな〜!!
これ持って出るならオシャレもしたくなるって感じ・・・う〜んボンジョールノ!!

購入したペンには好きなインクを入れてくれるサービスがあるので出たばかりの新製品。
セーラーのジェントルインク「四季彩」から軸色に合わせて「土用」をチョイス!
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「四季彩」他の色も全て試筆させて頂いたが、どれも魅力的な色なので何色か欲しい!
今回は悩んだ上で先ずは「時雨」を購入。このインクレポートは又次回!!
 

楽しみにしていた趣味の文具箱の最新号を本日入手。
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ペン道楽のQ&Aの文字が大きく綴られ、デルタの新製品の写真が表紙を飾る。
中身は相変わらず盛り沢山の情報!
じっくりページをめくる!あ〜楽しい!正に至福の時間!!

自分は今のところ最新号に掲載されている新製品や限定品のペンには
特に気になる物は無いが、他の人達が何を見てどんな感じになっているのか気になる〜!笑

しかし、限定物や新商品は何だかマンネリになってきている気も(・ε・)
こんな事僅か1年位の万年筆初心者が言うのもはばかられるかもしれないが、それでも

「もっと今までに無い新しい万年筆はないのか!?」

って、初心者でも万年筆愛があればこそ思ってしまう。
(先輩方からは「まだまだ青いな!」って言われるかも知れませんが・・・笑)

何かワンパターンにも感じられ、もっと違う方向からエボリューション(進化)
させるアイデアやデザインがあっても良いのでは?

ただ、
工業製品である以上、ちょっと何か一つ新しくしようとすると研究
開発、実験試験には
とてつもない時間と費用が必要になるのは確実で、製品化は口で言う程簡単では無い。
デザインに関しても表面的な装飾性だけでない革新的なデザインがもっと登場しても
良い気がするが、まぁ、それも同じか・・・

でも、LAMY2000のように次の時代にまで受け継がれて行く様なデザインが!!
(LAMY3000とか出ないかな〜いっそLAMY10000でもいいかも!)

最新号のタイトル通り万年筆は今や実用より完全に道楽の物となっている。
しかし、急激なデジタル化の反動で今この道楽が再注目されているのは間違いない!!
であれば、このチャンスに道楽ならではのエボリューションが必要なのでは?

装飾性だけがエボリューションではない。エボリューションの極にはシンプルがあり、
その中の遊びが本気なればなる程人々は嵌り込むのでは!

ビンテージの特集に出て来るペン達は今の時代に復刻が不可能な物も多いらしい。
それらはある意味当時の道楽の極であったのかもしれない!ペン先や軸、全てにおいて。

ゾーネケンしかり、
モンブランしかり、
パーカーしかり、
etc.

きっと簡単には出来ない!しかし、次世代に残るべくして残るオーソドックスで美しく、
そして革新性を帯びた最新道楽万年筆が登場するのを心待ちしたい。

今こそ日本メーカーの底力見てみたいな〜本気の極道楽!(おぉ〜何かドスが〜笑)

道楽とは「を解して自ら楽しむ」とな。




 

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