万年筆な日々

万年筆にハマったファッションデザイナーの記録。

FPLL(FOUNTAIN PEN LOVE LETTER)
にご興味、ご参加希望の方は過去ブログをご一読下さい。
こちらをクリック→http://bbink.blog.jp/archives/54046449.html

カテゴリ: ブツの部屋

昨日は写真が上手くいかなかったので本日再度チャレンジ!
どうやら、ソフトウェアのアップデートに絡んで色々調子がイマイチだったみたい。

まぁ、どうしても載せないとダメな事では無いですが、やはり折角なので載せちゃいます!
だって久々になかなか良い感じなのです!!アハ

まだ集め始めの頃は他の人のブログ等で色々な万年筆を散々見回り、自分ならあーでもないこーでもないと色々思案して自分の好みの確認をおこなって、それからお店に伺い実物を確認する感じでした。相当色々事前に調べるのに役立っていましたから、やはり万年筆の写真や情報をこうやってBlogに載せる事は万年筆好きが増える切っ掛けには良いのではと思います。(まぁ、もちろんいきなり未知との遭遇はネットでもお店でもあるので、その時は勘を働かせるしかありませんが!笑)

で、長々と前置きがありましたがご紹介!
IMG_7914
一昨日のBlogでチラリとお見せしたこの1本!
正体は、
IMG_7928
ドイツんだ!Senator!
IMG_7933
入手先はオークション!!最近はなかなか良いブツに巡り会わず、あっても高騰ぶりが激しいので久々のビューティーでロマンな1本!!

うれちい!!笑
IMG_7930
インク窓はとてもクリアーでほぼほぼミント(新品同様)!?
おまけに首軸迄シマシマ!!
時代は50〜60年代との事。であれば、いい状態ですね〜〜〜goodです!
IMG_7934
クリップもさり気なくデザインされていてこれもお気に入りポイントです!
IMG_7935
リングはセルロイドの収縮が原因かでクルクル回りますが14Kです!!
IMG_7938
14金ペン先でペンポイントもたっぷりです!
IMG_7939
なかなか良い面構えです!!切り割りも真ん中にス〜〜〜ッと!
IMG_7926
ペン芯は根元迄真っ二つに溝があるタイプで、このようなペン芯はオイラはお初物です!
IMG_7927
吸入はピストンフィラー方式。コルクでなく樹脂の弁ですので安心です!!
インクを何入れるかはじっくりゆっくり考えます!!
そういや、こいつと似てるなぁ〜〜〜
IMG_7941
まるで従兄弟!?義兄弟!?笑
IMG_7945
堂々の縞っぷり!!イイネ〜〜〜

ロマンはまだまだだぁ〜〜〜!!

はぁ〜〜〜スッキリした!!
さぁ、お出掛けしよ!!休み休み!!ウヒ



 

先日紹介したペリカンM600のピンクはどうやら人気になりそうですね〜
国内入荷数は物凄く少ないそうで、現在予約もなかなかままならないそう!!
(国内発売9月らしいです。)

と言う事はどうやら熾烈な争奪戦が!!笑
まぁ、でもピンクは何度も申し上げますがピンクはレディスコレクションです!!笑

「で、じゃあメンズはどうすんだ!?」

って事になりますよね〜笑
いや、やはりあるみたいですよ!!メンズの皆さんにも!!笑

どりゃ!
m800-burnt-orange
M800 Burnt Orange 

凄い名前ですね〜日本語に直すと焼きオレンジ!?
焼きりんご、焼きみかんは日本でも馴染み深いが・・・笑
こちらも日本は香ばしい食欲の秋に登場だそうです。もちろんこれも限定!! 

いやはや、この感じはなんか何処かで見た様な色の組み合わせにも見えなくもないですが、茶にオレンジの組み合わせでインク残量なんて見せない所が新しいのか??笑

でも、なぜにシマシマじゃないのか?フレッシュなオレンジのシマシマじゃダメなのか??
これも、何かの前触れ!?テスト!?それともシマ好きに焼き入れるつもりなのか??笑

色々な噂を耳にするペリカンだけに色々考えますね〜
いっそ、魚雷型もやってみる!?

M445、M646、M849!!笑

いや〜まだまだ予断を許さぬ状況の万年筆の世界!!
いつ何が起きるか誰にも分かりません!!ウヒ〜〜〜

ロマンは続くですね〜笑
  
あ〜しかし、最近オイラはロマンな一本ないなぁ〜笑 

今日も快晴!!
しかし、明日は台風の影響で雨が降るらしい。

昨日今日とFPLLの手紙を何通か書いてるが、もしもの雨を考慮し封筒の宛名書きには顔料インクや古典BBインクで書いている。

顔料インクは染料インクと比べると乾くのが遅い。それも太字で書くと余計に!
その点古典BBは染料系なので乾くのは顔料に比べると随分早い。
耐水性は顔料の方が明らかに高いのだろうが、せっかちなオイラは紙面を汚しやすいので使うのは封筒の宛名書きぐらい。イラスト書いても乾く時間が待ち遠しい。

何でもノリが大事である。まったりとした和風気分で毛筆書きの様にゆったり文字を書くのであれば顔料も良いかもだが、以前のBlogで説明した通りオイラはPOPである!笑

どうしても乾きの遅いインクはPOPなノリに合わない!!
しかし、発色は顔料ならではのものがあり、これは意外にPOPである。
何でも早ければ良いってもんではない!

しかし、もう少し早く乾かんかな〜〜〜
何せお気に入りの古典BBインクが底をついた時には宛名書きは顔料系を頼るしか無くなる!
ストックを見るとあと2〜3年は大丈夫だが、その後は・・・

マッキーでいい!?



アカンやろ〜〜〜!!笑
FPLLはマッキーじゃアカンやろ〜〜〜!!笑

もう少し早く乾く顔料インク作ってくれへんかな〜〜〜
あっ!ダメなら古典BBインク限定復刻でも良いから!!いや、こっちの方が良い!!笑

ほんま頼みますわ!モンブランさん!!
色んな色も良いけど、古典BB欲しいなぁ〜!!

って書いてたら、HOTなニュースが!!マジか〜〜〜!!笑
ロマンだな〜〜〜!!笑

 

今日も激アツ!!とうとうセミが鳴きました!!
そんな暑い夏到来ですが少し気分を変えてクールに!!笑

皆さん、映画「ブラックスワン」と言う作品をご覧になっただろうか?
black swan
ナタリーポートマン主演のサスペンス映画である!!
ブラックスワンは黒鳥を意味し、いわゆる白鳥とは真逆の存在!!
そう、この話は「白鳥の湖」でプリマ(白鳥役)を演じるチャンスが訪れたプリマドンナが、同時にその真逆である黒鳥を演じなくてはいけないプレッシャーと役作りに没頭するがあまり次第に禁断の魔性の世界に・・・と言う内容。ヒィ〜〜〜 

人を含め全ての世界は白と黒、陰と陽に別れていると昔から良く言われている。
せっかくの美しい白鳥の物語にさえ、わざわざ黒鳥を登場させてその二面性を問いかける!

そんな意味深い黒鳥にはこんな逸話がある。

英語にはかつて、無駄な努力を表す言葉として、「黒い白鳥(ブラックスワン)を探すようなものだ」ということわざ があった。それほど黒い白鳥はいないと信じられていたが、1697年 に実際にオーストラリアでコクチョウ=「黒い白鳥」が発見され、当時の人々からは驚きをもって迎えられた。この発見によって「常識を疑うこと」、「物事を一変させること」、「自分を絶対視しないこと」の象徴として使われるようになった。(wikiより)

なるほど、これはある意味とても前向きな象徴で思い込みの多い人にはうってつけではないか! そんな戒めの象徴でありながら、闇の象徴としても多用される黒鳥はなかなか興味深い。  で、先日オークションのサイトを見ていると

おや!?

いるではないか!!万年筆の世界にも!! 見つけてしまったロマンなヤツだ!!笑 
って事でGETしましたのでご紹介。

1930年代の英国代表"SWAN"そう白鳥である!!
左側にRepair Boxとあるように修理に出す時はこの箱の裏側に名前と住所を書く欄があります。なるほど箱ごと渡すのね。で、箱を開けると、 

ジャ〜〜〜ン!!
レバーフィラーのエボナイトの激渋軸!!クリップ無し!!ええ塩梅です。

そう、中身はスワンでなくセカンドラインの1930年代物!

"BLACKBIRD"

黒い鳥それは黒鳥でしかないだろう!!でも、絵を見るとまるで違う鳥??
なぜにスワンで名を馳せたマビートッド社が!?もしやこれは引っ掛け?暗号?
それこそ何かの二面性を訴えたかったのか??

当時の取り説もしっかり附属!!ふむふむ面白いなぁ〜。

なるほどこんな風にコマーシャルもしてたのか〜
あっ!クリップは欲しいなぁ〜一番上のインクも欲しい!
万年筆に戻ると、 

キャップの天冠部サイドにも目立つ様に赤でBLACKBIRD

尻軸には字幅と思われるMEDの表記がこちらも赤で!
しかし、威風堂々と首をスラリと伸ばした黒鳥の如く美しい!!
あっ!わかった赤の刻印はリアルに黒鳥をイメージかも!?
Black_swans
クチバシと目が赤い!!これじゃないのか〜〜〜!?笑
首軸にもBLACKBIRD刻印!!

ペン先にもBLACKBIRD刻印!!14CT MADE IN ENGLAND

何とペン芯にまでBLACKBIRD!!そないに言わなあかんか〜〜〜!笑

149と並べるとほぼ同じ長さ!!ながっ!!

で、書き味は!?折角なので先日銀座で入手したモンブランの新色インクで試す事に!
Meisterstuck Blue Hourシリーズの万年筆の発売に合わせての限定インク。
パッケージのデザインはまるでクレーの作品を彷彿とさせる!イイネ〜〜〜
Twilight Blue  
説明によると夕方から夜になる途中の空の色をイメージしたそうです。ちょうど今じゃん!笑             
ボトルはシンプルな30mlボトルで最近はこれにはシールも何もありません。
なので箱から出しておいとくと何のインクか分かりません。 

で、このインクで書いてみると・・・ 
う〜ん何やら似てるインクがあるなぁ〜〜〜笑
でも、そんなもんである。微妙な差が大事なのである!って言う事にしておこう。アハ

BLACKBIRD
の書き味は柔らかすぎず、ビンテージらしい剛性を感じます。ペン先の紙当りはややザラつき感じますがこの方が長文書くには良いかもで、適度な抵抗感が思考を集中させます!引っ掛かりではなくザラつきですからね〜〜〜誤解しない様に!!笑 

で、最後にもう一度BLACKBIRDを調べたら・・・いました!!
Blackbird
この鳥です。軸のイラストにそっくり!和名は「クロウタドリ/黒歌鳥」そうツグミです。
名前の通りクロウタドリは英国では美しく鳴く鳥として親しまれているそうです。
スワンの黒鳥はクロウタドリ!?黒鳥でええんちゃうん!?

もう1度書きます。
黒鳥は「常識を疑うこと」、「物事を一変させること」、「自分を絶対視しないこと」の象徴

って事は・・・
このペンやっぱり黒鳥!?
ややこしい!ちゅうねん!!


BLACKBIRDこれが有名ですよね!
分かった!もうええわ、スワン!!今回はこの曲に免じてロマンとしといたる!笑

負けは負け。でも又次頑張れば良い!!
前半の早いうちで勝負が決まった。やはり、アメリカは強かった!!
スピード、パワー、テクニックが「なでしこ」より高いのは誰が見ても分かった。
でも、まだ何か策はある!!4年後にまたドキドキする試合を見せて欲しい!!

何事も勝ち負けがあるのはハラハラドキドキがあって大好きだ!!
でも、勝つ事だけが最重要でない事もよくある。

それ迄の過程や、中身がどれだけ充実しているかによって面白みと感動の量は大きく違う。
今回の「なでしこ」は勝負に負けたが見る者を感動もさせたし、ハラハラドキドキもさせた!
そう、ロマンがあったのだ!!

昔からオイラが大好きなアニメや特撮で主役であるヒーローが悪役にコテンパンに負けるシーンが度々ある。このシーンが物凄く大事だと子供ながらに思っていた。必ず勝つはずのヒーローが見るも無惨に1度はやられるのである。

これは、どんなに偉大で立派な人であっても、その立場や思いは時にひっくり返る事を暗示する。そう、この世に「絶対は無い!」と言う事を教えてくれているのだ。

万年筆を使っていると、昨日迄調子良く最高と思っていた物が次の日に同じ様に使ってみると、

あれ??

ってなる事が非常に多い。インクも昨日は最高だと思っていたのに今日はイマイチに!
モチロン、その逆も多いにある!!笑

人は思い込む事で色々な事を感じる事が出来る。
その思い込みの背景には過去の歴史や、積み重ねた修練や、類いまれなる様々な技術など様々な要素があり、それらが人の気持ちを鷲掴みにする!その時に得る感情が幸福や感動を産出するのではないか?(時に逆の感情も芽生える!!)

万年筆にハマると色々な歴史、時代背景、生産背景、商品知識、商品ラインナップ、書き心地、修理や調整、等多くの要素で人の心を鷲掴みにする。モチロンそれは万年筆に限った事でない。酒だろうが、車だろうが、カメラだろうが、服だろうが、人が興味を持つ物全てにそれはある!!物だけでない、スポーツや音楽、映画等も全部だ!!

その中でオイラは何故万年筆にハマリ込んだのか??(今はウィスキーも!!笑)

その理由は極めて単純だった!!
最初の1本の書き心地が今迄味わった事無い感覚だったからだ!!

それに興味がいく切っ掛けはどれどういう風に訪れるか分からない!!
これから先にも何かの切っ掛けで何に興味を持つか分からない。

正直、この年になってドハマリする事があるなんて思いもしなかった!笑
それはある意味「奢り(おごり)」であったかも知れないなぁ〜 

「なでしこ」にもオイラにもまだまだ未来がある!! 笑
奢る事無く目一杯楽しんで生きたい!!

「勝って兜の緒を締めよ」ということわざがあるが、今回は敢えてこう言おう。

負けて兜の緒を締め直そう!!

MONTEGRAPPA-Elmo
1912年のモンテグラッパ創業者の名前でもあるElmoはイタリア語で兜を意味する。

「なでしこ」ご苦労様!!また次だ!!
ロマンはまだまだ続く!!

 

↑このページのトップヘ