万年筆な日々

万年筆にハマったファッションデザイナーの記録。

FPLL(FOUNTAIN PEN LOVE LETTER)
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カテゴリ: ブツの部屋

昨日入手した1本は最初に試筆で書き味を確かめていたので、他の所に行って書き味変わったのかな〜って思っていたら、その人は入手したものの結局使用しなかったそう!と言う事は・・・

あの試筆時の書き味がそのまま!!ウヒ!! 

ニマニマしながら本日インクを吸引!
そして、書いてみると・・・

ワァ〜〜〜オ!たまんない!!笑

少し前からDUOFOLDの書き味にハマり気味で、その中でもこいつは一番のお気に入りになりそう!!(調べたら、このモザイクの黒のセンテニアルは、なんと国内たった80本の販売だったらしい!!インターナショナルは300本!)

決して柔らかなニブではないのだが、少しだけシャリみがあり、若干のスタブ!
センテニアルの大きな軸で書くのには安定感があって非常にイイ!!
インクはこれまた最近妙にどハマりの黒をチョイス!!

そう言えば、オイラのブログで常に人気なのがThe Blacksという3年前の記事。意外や意外でオイラ自身もビックリなのだが、万年筆ならではのブルーブラックの記事よりもいつもアクセスが多い!! 

やはりインクの定番色だけあって気になる人多いって事だろうなぁ〜〜〜!
で、今回はそんな数ある黒インク(あの当時より増えてるのだ!笑)の中からやはりこの軸には純粋にPARKER QUINK/BLACKをチョイス!!

はぁぁぁ〜〜〜ロマンだ!!笑

乾きも早く奥深くに青が隠れた秘密の黒!
たまんないなぁ〜〜〜黒って!!アハ



 

昨日はザギンにGO!! 

あれ??随分久しぶりかも〜〜〜!!
新入荷の館詣が1回お休みだったので随分久しぶりになった気がする。

まぁ、久しぶりに行くと商品の入れ替わりも色々あって発見も多し!
しかし、随分とどれも高くなりましたね〜〜〜
最近の為替状況を考えるとやむを得ず&久々の万年筆ブームも影響してると思われます。
(今回の英国離脱で為替の変動が大きくなっているのでこれが今後どうなるか??)

で、店内で色々試筆してビンテージ鉄ペン先のポテンシャルを改めて感じながら、どうしようかな〜〜〜って悩んで息抜きにショーケースを覗くと

オヤ??

なんだか気になる1本が!取りだしてもらって握った瞬間に!

ハイ、ビンゴ!!

その後試し書きして再確認。

間違い無い!!笑

あ〜ロマンはそうやって思わぬ所から訪れるものなのです。
その後、S兄いといつもの喫茶で萬談! 
この喫茶は非常に萬談に向いていると勝手に思ってるのですが、今回もストロングコーヒーを味わいながら色々と話して、試筆、そしてお願いしていた最近入手のペン先の調整をS兄いにお願い!
赤い彗星か!?笑

ええ赤なんどす!笑
正体は初のオノト!でも、オーストラリア製!アハ
で、さすがS兄い!!一発で治りやした!!笑 

S兄いは修理や調整のプロじゃあ無いですが、万年筆で書くことも好きで、万年筆を愛する気持ちも人一倍のS兄いに治してもらうのはプロに依頼するのと同等の価値がオイラにはありやす!!笑

タンキュウ〜S兄い!!笑

その後はこれまたいつもの店で美味しいビールを飲みながら、世界情勢ネタなんぞもを織り交ぜ、趣味たるや、1歩いや、半歩先行く大人の遊びの話なんぞを楽しんで2件目に!笑

気温もほどほどの夕方で気分が良いのでテンションも良い感じに上がります!!

前々から行きたいバーでしたが、残念ながらマスターはこの日出張でおらず、若いスタッフばかりでしたが教育が行き届いているんですね〜〜〜胸に刺すボールペンもプラスチック製は一人もいません!
これだけで、なんか気分が良い!!笑
嫌味なく、会話も上手で、サービスも非常にスマート!週末で早い時間のせいもあってか割と若いお客さんが多いのには驚きました。
隣のカップルの若い女子が
「お酒あまり飲めないんですけど、〇〇な感じのを何かお願い出来ますか?」
おいおいお酒飲めないのにBARのカウンターでリクエストって・・・多分どこか雑誌かネットでそのような話を聞いたんだろうなぁ〜〜〜しかし、若い女性店員さんは嫌なかを一つせず受け答えしているのにはイイね〜〜〜って思いました。オヤジやジジイもうんちく撒き散らすばかりでなくこれぐらいの余裕を見せて欲しいもんだなぁ〜!!笑

いやぁ〜若い、オヤジの区別なく良いサービスの気持ち良い店でした。
でも、ザギンもこうやって少しづつ変わって行くのでしょうね〜最近本で読む昔のザギンとは全く違う様相です。それでも、大人がこうやって1日楽しめる場所には変わりなし。そういう意味では何時まで経ってもザギンはザギンですね!!

ロマンだ〜〜〜!!笑


 

さぁ、いよいよOLDWIN最終回!アハ
 
左側の冊子を開くと、
mora stylosの文字が!
そう、3日前のblogの最後の写真のお店!
何と、1930年創業で2010年に何と80周年を迎えたそうな!
左側がお父様の創業者(Boris Mora氏)で右側が息子さんで現オーナーのAndré Moraさん
(このOLDWINはもともと創業者が作ったブランドだそうです。) 

ページをめくると、
SERIE LIMITEE (限定品)の文字。

下のフランス語は訳は
''二つは海泡石(メシャム)とブライヤー"
すなわち、二本の万年筆のイメージを意味してます。
海泡石とブライヤーはともにパイプの素材として使われ、どちらも高級な素材として知られており海泡石のパイプは白く気品ある見た目から「パイプの女王」とも呼ばれるそうです!
流石、ロマンの国フランスらしいイメージで、脱帽です!
 
リミテッドナンバーは6/8!
そう、80周年に引っ掛けて、まさかの8セット限定!ヒィエ〜〜〜
しかし、オイラのセットは、
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メシャムイメージの白いのが
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ブライヤーイメージが

実はこれにも曰く付きで、店主が云うにはブライヤーの6だけが行方不明で未だに出てこないミステリーだと!笑 なので、5&6の混合セットとなるのです!笑 
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これぞ唯一のセット!笑
(何でも良いように撮るのがオイラの主義です!笑)
その他のページにはお店の歴史などフランス語で色々丁寧に書いてあります。

まぁ、何れにせよ最後の1セットをゲット出来たのは、ロマンの神が舞い降りたとしか言いようが有りません!

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とても素晴らしい万年筆専門店です!皆さんもPARISに行く事あれば是非!
(左がAndré Moraさん、右がChristine Regnaultさん)

他にも素晴らしきペンが多数ありました!(もちろんビンテージも多数!)
2人から親切に他にも色々多くの話を聞けました。
(お二人とも本当に万年筆を愛しているが良くわかります!)
本当に訪れて良かった!感謝感謝です!

mora stylos
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また、いつか必ず訪れたいと思います!
本当にロマンたっぷりでした!!Merci beaucoup

さて、昨日に引き続きもう1本のOLDWINをご紹介します。

実は最初に目が止まったのはこの1本でした!
では、お披露目いたします!アハ
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 昨日ご紹介の1本とは対照的に非常に渋い!茶軸の1本!
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キャップを見てみますと、よく似た形状のクリップですが、文字の刻印も何やら味わい深く見えますし、クリップ先端の形状もどことなしか粗野な感じがします!
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相当なビンテージの趣です!
何とこのクリップも18金で銅プレーティングした後に加工を施しているそうです!
スゲェ〜〜〜!!
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尻軸の細いリングも同じ加工が!尻軸の雰囲気は完全にアールデコ!!
白い方の軸と同じ素材で作られています。
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天冠部分にも同加工が施された細いリングが!凝ってます!
こちらもアールデコのフラットトップ!何だかカゼイン製のようにも見えなくは無いのですが、検証の為に水に浸すなど恐ろしいことは到底出来ません!(まぁ、カゼインであれば白い方はコンバーターで吸引も首軸を水に晒すなど到底出来ませんので、やはりセルロイドが妥当でしょう!笑)
キャップを外しますと、
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ワオ!!何やらとんでもないペン先が出現!!
拡大してみますと、
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何と!ペン先もクリップ同様のビンテージ風(エボ焼け風?)にパーマネントな加工が!!
それも18金の巨大なペン先に!!大胆不敵!!何と言うロマンでしょう!!
国産の万年筆では確実に有り得ない!!
さすが、おフランス!!さすがPARISであります!!
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ペン先の裏を見ると綺麗なソリッドなゴールドが見えますので、やはりわざと加工しているのです!
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こちらも白い方と同じエボナイト製の巨大なペン芯です!
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見事な焼け加工!!誰がパッと見てこれを新品の18金ペン先と思うでしょうか??
オイラも最初は目を疑いました!そして、店主に聞くとペン先もクリップもわざとだと!
スゲェ〜〜〜!!2度目!!笑 
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イリジウム部分にまで加工が及んでいる様子に見えます!!
そして、このペンのこだわり方が半端無いのは実はクリップにしっかり表れています。
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お分かりでしょうか?
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よ〜く見てください!!なんと茶色の方のクリップは途中が軽く凹んでいます!!
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なんと!
実はこれ使い古した雰囲気を演出するためにワザと湾曲させて仕上げていると!!
ヒィエ〜〜〜!ロマンだ!笑
クリップをワザと曲げる!?長い間握り込んで変形した感じを演出する!?
それは万年筆を長く使い倒してきた人にしか到底思い付かない発想です!!
これにはオイラも脱帽です!!
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それにしても何とも言えない雰囲気のある万年筆です!
軸素材はビスコンティ社の物だと言われてました。
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どうですか?この佇まい!!貫禄ありまくりです!!
これをロマンと言わず何と言う!笑
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モンブラン149、ペリカンM1000と並べてみてわかる通りの堂々たる巨体!
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軸の太さも半端ないのです!!笑
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ペン先を並べてみてもこの通り!!笑
堂々たるやこの姿!
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いやぁ〜やはりロマンです!!
明日はOLDWIN最終回!この謎めいた万年筆の真相をご紹介します!乞うご期待!

世間ではロクでもないニュースが連日報道されている。
しかし、世の中ロクでもないことばかりではないこともある。

さて、散々引っ張ったのですがいよいよ!!
先日のヨーロッパ出張で唯一ゲットした万年筆をお披露目いたします!
あ〜久々の万年筆登場だ!!笑

では、どうぞ〜〜〜!! 
ありゃ、重厚でゴージャスな革張りのケースだ!
(しかし、どう見てもノーチラスが入っている様子はない!笑)

パチパチと軽快な音をさせてロックを外し、フタを開けると、
じゃじゃじゃじゃ〜ん!!アハ 
BlogPaint
Oldwin
それでは今日は先ずは白い方からご紹介します!笑
(隣に何やらモザイクが!!ウヒ)
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いいですね〜リングなしクリップのみ!魚雷形中の魚雷形!!
NAMIKIの漆コレクションを彷彿とさせるシンプルさ!!アイボリーのセルロイド製と思しき軸です!
拡大すると、
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象牙イメージでしょうか??とても綺麗な軸模様です!
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シンプルなクリップにはOLDWINと刻印が!アールデコ意識なのか先端が角です!IMG_0360
キャップを外すと大きく美しいペン先が!そして見事なボディバランス!!
(キャップはポストしないタイプです。)
ネジ切りの場所がペン先の袂!まるでセーフティーの面持ちです!!
イイ!
ビンテージ好きにはたまらない!!

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18Kの巨大なペン先です!字幅はFですね〜シンプルな刻印!
ブランド名が筆記体に対して、ゴシックなPARISの文字が非常にエレガントです!
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ペン芯はこれまた巨大なエボナイト製!フィンの数からして潤沢なインクを!!
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 ペン芯のデカさがお分かりでしょうか?この形状もたまりません!笑
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このペンポイントの形状はデルタにも似た感じ!イタリアのペン先か??
しかし、フワッと来るんだなぁ〜何とも言えない弾力が!
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 インクはカートリッジ&コンバーター形式。
ウォーターマンのコンバーターがセットされてます!!
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 しかし、なんとも美しい佇まい!!
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エレガント!!そして、得も言われぬクラッシックな趣が!!

作り手のこだわりが相当強く感じられるブツ!!コイツ只者ではありません!
非常に存在感のある1本ですが、実は残りのモザイクな1本もかなり強力です!! 
さぁ、明日もロマンは続きますよ!
お楽しみに!アハ 

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