万年筆な日々

万年筆にハマったファッションデザイナーの記録。

FPLL(FOUNTAIN PEN LOVE LETTER)
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2016年12月


年内最後の出張!
味わい深い英国老舗Mallalieusのツイードとキャップレス デシモ!
そして、同じく英国老舗のAbraham Moonとペリカン ボールペン!

うーむ、どちらも捨てがたい!
冬空の下のツイード!たまらない!

あぁ〜ロマンだ!笑

寒くなって来た〜〜〜!

1日中引きこもってのデスクワーク。
万年筆でカリコリするなら随分楽しさもあるが、残念ながら今日はデルガードとボールペンが主役。

それでも、以前より随分とストレスが減っている!理由は

デルガード
 
現在使用のデルガードは2代目!
デルガード タイプER

実は1代目がなんかやたらポキポキと、

「ダメじゃん!折れるじゃん!!」

って思っていたのだが、先日近くの文具店で最新のデルガード試筆したら、

「あれ?全然折れないなぁ〜??」 

よ〜く見るとデルガードの隣にデルガードの専用芯が売ってた!

おいおい!?まさか??

そのまさかを信じ専用芯も購入!!
帰って早速その専用芯を入れて書いて見ると・・・

折れな〜〜〜い!!笑

おいおい、この差は何だ!全然違う!もちろん本体自体もバージョンアップしてる気もするが、いや、やはりこの芯のポテンシャルもハンパ無い気がする!!
芯も重要ならもっと宣伝しろよ〜〜〜笑 
多分、芯によってだいぶ性能の差が出るかもだ!

危うく1代目もお蔵入りするところだった。汗

オイラの2代目となったデルガード タイプERはデルイレーサー機構が組み込まれていて、消しゴムのキャップレス化が実現している画期的な商品!!
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逆さにするだけで消しゴムが登場して消せる!これはかなり使える!!
また、この消しゴムがよく消えるのである!!アハ

痒い所に手が届くアナログの進化は何とも言えない感動がある!

今まで何度シャープペンの後ろのキャップを紛失し、消しゴムが削れて情けない姿が露出するシャープペンの悲哀を感じたことか!!笑

ひたすら仕事に追われる日々であるが、その仕事を安価ながら地味に折れずに支えてくれる
デルガード タイプERには感謝したい!笑
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タンキュー!タイプER!

いやぁ〜ロマンはホントいつ見つかるかわからないものである。

「タイプER」
ってネーミングも何かサイボーグの名前ぽい感じがしてイイ!

やるな〜ZEBRA !

久々に万年筆を購入した。

しかし、今年のお迎えは随分と減った。
興味が無くなったのではなく、ロマンを感じる1本に出会える事が少なくなったから。

そりゃ、ガムシャラに3年余り追いかけたら少なくなるのも無理はない!笑

でも、欲しいものがもう無いのか?と言われればそんな事はない!笑
先日入手した1本は1年以上前から探してようやく入手出来た1本だし、
3年前から欲しいなぁ〜って思っているがまだ1度も姿を見たことのないのもある!

レアだから欲しいとか!高く売れるから欲しい!限定だから欲しい!は基本的にはほぼない。
あくまで見た瞬間に「アッ!美しい!or カッコイイ!」もしくは、試筆した瞬間に「アッ!やばい!」基本この2つがオイラの万年筆物欲を刺激するのだ!笑

集める事が悪いとは思わないが、オイラにはオイラの基準があってそれに乗っ取って収集している。そして、それらの多くはしっかり実用品として使われる!

古かろうが、レアだろうが全く関係無い!
使ってなんぼ!
がオイラの基本!

これはオイラの持っている物全てに共通する。恐ろしくレアな物も基本的には使う為に入手しているので、タイミングが来たら迷う事なく使っている。笑

そして、オイラは人の手に一度渡ってのブツ。
usedが好き!
昔から古着も大好きだったので抵抗感が全く無い!笑
(もちろん新品が嫌いな訳では無い!)

新たなる持ち主に巡り会えないと、ずっ〜〜〜とショーケースや箱に収められ日の目を見ないと思うとフビンだなぁ〜ってのもあり、やはり使われる為に作られた以上使われないと何だか可哀想!って思うのです。笑

物にも命があると信じて疑わないので!

古来日本は神道の八百万神を信仰してたので、もしかしたらオイラにもその遺伝子が組み込まれているのかな〜〜〜笑

アハ!ロマンだぁ〜〜〜!!
ちなみに写真のブツは新規入手とは一切関係ごじゃいません。
今月は神様チックに見える白ひげのあの人が贈答品を持って来てくれる?ウヒ!     


 

今年も残り20日足らず。
早いな〜本当に!!
ようやく一息か〜って思ったのもつかの間、またも休みなしが続く。

パリの友人が一時帰国したので先日初めて西武線に!笑
東京に住んで13年になるがまだまだ知らない所だらけで、目的の場所は宮崎駿さんの自宅近くらしく、周りの風景を見ると自分の知ってる東京のイメージと随分違う。いやぁ〜恐らく元々はこういう感じが東京の原点なんだろうなぁ〜って感じるほんと庶民的な感じの場所。 

最近の忙しさの中で東京とは何だろうか?と改めて考える事が多くなった。

東京は情報や物の多さが圧倒的だ!しかし、どうやらそれは表面的で根幹には多様な人が集まっている雑多性が東京の本質ではないかと思えるようになってきた。

南は沖縄、北は北海道、それどころか今や海外からの移住者も多い!
英語、フランス語、スペイン語、中国語、様々な外国語も飛び交い、その真ん中でそれぞれの地方の方言が入り混じる東京はまさにカオス!! 

多分、東京にしかない奇妙さはそれらが場所に区別される事なく共存している所であろう。
それ故、物も情報も多様化する。
しかし、その多様化が人間の幸せに直結してるかと言われれば疑わしい!

最近は情報も物もある意味何らかの欠落している部分の穴埋めでしかない気がする。
そう、全てはカオスの穴埋めでしかないのでは!? 

万年筆に嵌まり込んで色々な万年筆を集め、使うに従い如何に人間が多様性を帯びてる生き物であるかを実感する。男も女も生きとし生ける人全てにおいて同じ人がいない事実に万年筆は限りなく整合性を求められている物(ブツ)である。

それはまさしくカオスの穴埋めである。 

ペン先が摩耗してその人だけの書き味が生まれる。それは世に生きる人の数だけあるに違いない。色々な状況を見てきたであろうし、色々な状況を認めたであろう。

故にロマンの伝達者であると言っても過言でない気がする。
東京の過剰な物や情報、そして人の数だけロマンがある。

時に虚しく、時に嬉しく、時にどうでもいい

そんな全てをいつも平然と受け入れる万年筆に対して、時折何とも言えない感謝がある。
今宵はいつになくそんな気分。

年の瀬が迫ると走馬燈のように1年の色々を思い出す。
今年もカオスでロマンであったと!

手帳は既に2017年。
羽ばたく酉の気持ちで新たに色々と書き込んでいる。笑
多分変わりなく2017年もカオスでロマンなんだろうと・・・既に感謝!アハ


 

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