万年筆な日々

万年筆にハマったファッションデザイナーの記録。

FPLL(FOUNTAIN PEN LOVE LETTER)
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2015年07月

何でも全てが分かりたい!

その気持ちは良く分かる。

が!全てが分かる事が必ずしも良しとなるかどうかは別な様な気がする。

万年筆にハマりだすと製品バリエーション、内部機構、製造年代、各パーツのバリエーション、その他色々知りたくなる。これを知りたくなるのは主に男子が多い。

女子はどちらかと言うとそこには無頓着で製品のデザインや色に興味が集中し、あとは書き心地とインクの色だ。とても感覚的である。

男子は使い始めると、と言っても実用で万年筆を使っている人がどれほどいるかが?であるが恐らく今や実用率は女子の方が高いかも知れない。と言うのも手持ちで多くの万年筆やインクを持っていても実際に使っているのはほんの一部のみで後はコレクションケースに保管されて眺めて楽しむ程度になっている。これに引き換え女子は恐らく手持ちの万年筆&インクの使用率が男子より高い気がするのです。何故か?

彼女達にとって万年筆は所謂「嗜好品」では無い!
やはり洋服同様のオシャレな「実用品」なのだ!! 

男子がやたらと知りたがる様様な情報も女子にとってはてんでおかまい無し!!
そう、特別なロマンを感じないのである!!

そして、それを必死に追求する男子が時に滑稽に映る事もある。
事実、オイラがそのような所の話を一生懸命相方に語っても「ふ〜ん。良かったね。」って言う程度。決して「ほんと!凄〜い!!」なんてアクションは先ず無い。しかし、キレイな軸やキレイな色の万年筆を入手した時に見せると「イイネ〜〜〜キレイ!!」となる。この差は大きい!!笑

残念ながら女子が憧れる様なオシャレな万年筆持ちの男子が雑誌の紙面に登場したのをまだ見た事が無い!!笑 それは、恐らく未だに女子が憧れる世界と万年筆の世界がかけ離れているからだ! 

最近、女子の受けが良い万年筆の発売を見かけるが、男子にとって鉄ペン先のシリーズはどうでも良くて奥深さを感じずチープに感じる人が多い。しかし、少し前に白星さんのBlogにも書かれていたが書き味は今や金ペン先に劣らずの状況である。

で、多くの高級金ペン先万年筆を持つ男子達が女子の興味の対象にならない事を追求しすぎると、少なからずとも「ふ〜ん・・・万年筆ってそう言う世界なのね・・・」ってなるだろう。

何でも知りたがる男子!
大事に大事にコレクションケースにしまい込み、時折箱から出して眺める楽しみ!そして、仲間とそれについて語らう楽しみ。これも男子にとっては非常にロマンがある。

しかし一方で、「ブツ」化した万年筆に興味が無く、万年筆のストーリーや、コーディネートする事、使う事にロマンを感じる女子がいる。正に、

!?

何故に万年筆が再度ブームになりにくいか?
それは実用の主軸で無くなった時から未だに片側に偏っているからではないだろうか?
彼女達はロマンを感じればお金をいとわない!! 笑 それこそ宝石や洋服のコレクションを考えれば万年筆を買う事は屁でもない!でも何故か買わない!

何故か??

よ〜く考えてみましょう!笑

今や若い男子も女子同様、
ゲームをしようが、アニメや漫画が好きだろうが、コスプレが好きだろうが、アイドルが好きだろうが 、お笑いが好きだろうが、カメラが好きだろうが、コーヒーが好きだろうが、お酒が好きだろうが、

ダサい、キモい、ウザい、はダメ!!

今やお笑いも面白ければ良しの時代でも無くなった。
リズムネタをいくら批判しようともそこにロマンを感じる女子が増えればヒットする!
(もちろん王道をけなすつもりは毛頭無い。)

知りた〜い欲求が抑えられない男子。
彼女も嫁も家族も見えなくなる男子。
万年筆と心中するかも知れない男子。
そして、ネガティブマインドな男子。

でも、そのままでは滅ぶかも!?

少し前に読んだのですが、現在の新生児の出生比率から学者が予想すると女子より随分先に男子は絶滅するらしい。

ロマン!?ヒィ〜〜〜

本当のブルー!正にブルーな気分!!笑 気い付けよ〜〜〜っと!!笑  

台風が3つ発生する影響で今週末は30度を超えるかもらしい・・・

いきなりか〜〜〜苦笑

そんな不安定な天気が続いている中、味わい深い素敵な絵葉書が届いた。

絵には懐かしい丸形ポストが描かれているが、なんとこれを送ってくれた先には実際にまだ数多くあるらしく、この絵葉書もそのポストに投函してくれた模様。

ありがとう!ロマンだ!笑 

和風建築にガス灯風の街灯、日の丸国旗が描かれているから祝日か?伯父さんが自転車に乗って手紙かハガキをポストに入れに来たのか?

う〜ん、何とも穏やかな雰囲気である。最近の都会で見る風景には無いなぁ〜

穏やかで思い出したが何やら最近、FPLLの中で縦書きブームが女子を中心に起こり始めている。
縦書きと横書きで手紙の雰囲気は随分と違う。
日本語は縦書きは何となくエレガントで、横書きはカジュアル。

皆それぞれ上手く、その気分、雰囲気を使い分けている。
もちろん、男性でも縦書きで美しい文字を書かれる方もいらっしゃるが、やはりそうなる迄にはそれこそそれなりの修練が必要かも知れない。(POPなオイラは無理かも知れない!笑)

いずれにせよ、日本ならではの文字言語である日本語をどのように使うかは大いに考える時期に来ている気がする。(もしかしたら、丸ポスト同様、日本語は世界的に見れば絶滅危機の一つかも!?)

最近では、社内公用語が英語になる会社も増え、履歴書は手書きを嫌うなんて話もある。
文字を書く機会が減り、タイピングする数が増えた現在。
終いには文字を書く人、書ける人は重宝されるなんて時代が来るかも知れない!?

そんな時代の狭間で両方の良し悪しを知りつつ楽しめる自分達は、ある意味面白い時代を生きているかも知れない!!

そんな事を感じる今日この頃。
あ〜これもロマンかな〜!?笑
 

負けは負け。でも又次頑張れば良い!!
前半の早いうちで勝負が決まった。やはり、アメリカは強かった!!
スピード、パワー、テクニックが「なでしこ」より高いのは誰が見ても分かった。
でも、まだ何か策はある!!4年後にまたドキドキする試合を見せて欲しい!!

何事も勝ち負けがあるのはハラハラドキドキがあって大好きだ!!
でも、勝つ事だけが最重要でない事もよくある。

それ迄の過程や、中身がどれだけ充実しているかによって面白みと感動の量は大きく違う。
今回の「なでしこ」は勝負に負けたが見る者を感動もさせたし、ハラハラドキドキもさせた!
そう、ロマンがあったのだ!!

昔からオイラが大好きなアニメや特撮で主役であるヒーローが悪役にコテンパンに負けるシーンが度々ある。このシーンが物凄く大事だと子供ながらに思っていた。必ず勝つはずのヒーローが見るも無惨に1度はやられるのである。

これは、どんなに偉大で立派な人であっても、その立場や思いは時にひっくり返る事を暗示する。そう、この世に「絶対は無い!」と言う事を教えてくれているのだ。

万年筆を使っていると、昨日迄調子良く最高と思っていた物が次の日に同じ様に使ってみると、

あれ??

ってなる事が非常に多い。インクも昨日は最高だと思っていたのに今日はイマイチに!
モチロン、その逆も多いにある!!笑

人は思い込む事で色々な事を感じる事が出来る。
その思い込みの背景には過去の歴史や、積み重ねた修練や、類いまれなる様々な技術など様々な要素があり、それらが人の気持ちを鷲掴みにする!その時に得る感情が幸福や感動を産出するのではないか?(時に逆の感情も芽生える!!)

万年筆にハマると色々な歴史、時代背景、生産背景、商品知識、商品ラインナップ、書き心地、修理や調整、等多くの要素で人の心を鷲掴みにする。モチロンそれは万年筆に限った事でない。酒だろうが、車だろうが、カメラだろうが、服だろうが、人が興味を持つ物全てにそれはある!!物だけでない、スポーツや音楽、映画等も全部だ!!

その中でオイラは何故万年筆にハマリ込んだのか??(今はウィスキーも!!笑)

その理由は極めて単純だった!!
最初の1本の書き心地が今迄味わった事無い感覚だったからだ!!

それに興味がいく切っ掛けはどれどういう風に訪れるか分からない!!
これから先にも何かの切っ掛けで何に興味を持つか分からない。

正直、この年になってドハマリする事があるなんて思いもしなかった!笑
それはある意味「奢り(おごり)」であったかも知れないなぁ〜 

「なでしこ」にもオイラにもまだまだ未来がある!! 笑
奢る事無く目一杯楽しんで生きたい!!

「勝って兜の緒を締めよ」ということわざがあるが、今回は敢えてこう言おう。

負けて兜の緒を締め直そう!!

MONTEGRAPPA-Elmo
1912年のモンテグラッパ創業者の名前でもあるElmoはイタリア語で兜を意味する。

「なでしこ」ご苦労様!!また次だ!!
ロマンはまだまだ続く!!

 

今月も何だか少しづつ忙しくなって来た!!
予定が色々入って来る。

何かと忙しいのは良いのだが季節は夏で、汗かきのオイラとしては雨も嫌だが真夏の太陽を浴びまくるのも苦手!!良くこんな事を言ってたヤツが学生時代にサッカー部に入ってたのは信じられない!!(オイラの学生時代は夏場の水分補給も限りなく少なく、水を飲むなと言われた時代!! なので夏の練習は地獄そのもの!!やたらと長距離走ればイイ的なサッカーとは無縁の練習が多かった!!)

てな訳で、大人になってからは夏場に汗をかくスポーツは観戦に限る!それもTV!!
そういや、朝7時半からなでしこの決勝だ!!観なくては!!笑
(岩渕選手の試合外と試合中の顔つきの変わり様はまるで大魔神並み!!気合い十分な彼女の感じは好感が持てる!!しかし、キーは何と言っても宮間選手だ!!早い強い巧いのアメリカに勝てるか!?)

7月に入って街中はあちこちセールが始まっている。
自分が2年前に万年筆を買い始めた時には夏のセールでも冬のセールでも文具店には万年筆もセールで並んでいた!!しかし、昨年位からどんどん姿を消して行き、今年は何処にも万年筆のセールを見る事が無くなって来た。何とも残念である。(今年は丸善で行なわれていた年に一度の万年筆セールも無くなった! )

売れているからか?それとも極力在庫を減らしているからか?
心無しかあのLAMYですら店頭の在庫が減っている様に感じる。
これは仕入から減らしているからか?それとも売れているからか??

最近、万年筆がブームになるのではと思って幾つかBlogを書いたが、それは安価な万年筆が大量に売れての結果で高額の万年筆が山盛り売れているのでは無いのかもと言う衝撃的な情報をある人から聞いたから。

自分が大好きなビンテージの万年筆は間違いなく売れている気がするが、新品の万年筆はどうなんだろうか?確かに伊東屋さんでは多くの万年筆が売れているそうだし、アンケートでこれから使いたいと思っている人の数も50%越えと信じられない数字であるが、これらの人々が何万円の筆記具を買っているor欲しがっているかどうかは分からない!! 

高くても良いと思うにはそれなりの収入が無い事にはあり得ない。
ましてやそれを使って楽しむには時間的余裕が無い事にはどうしようもない!

しかし、どうだろう?
今時の若者にそれだけの余裕があるだろうか?
まして、普段使う事の無くなって来ている筆記具に何万円もの予算を掛けれるだろうか??
そうなると、それでも欲しい人は絶対的少数であるのは間違いないはずだ!!

となると、今回の万年筆ブームかもと呼ばれる状況はあくまで一時に過ぎないかも知れない。
下手すると夢か幻かになるかも知れない。

世の中でネガティブな事を思う人も多くいる、でもそれが本当にその人にとって楽しい事なのかどうかは分からないが、少なくともオイラは夢見る夢男でありたい!!笑

でも、オイラはそんな現実を事踏まえた上で言う!!
それは万年筆が好きだから言う!!

書く事はロマンである!!
そして万年筆はそれを快楽に導く最高の道具である!!

早くも7月2週目突入!!
雨が降ろうが槍が降ろうが、ロマンは続く!!
 

雨、雨、降れ、降れ、母さんが〜てな感じで連日の雨。

こんな時はじっくり読書も悪くない。
暫く忙しかったのでなかなか読書を楽しむ時間が無かったですが、ここ連日の雨で外に行くのも億劫でTVもあまり興味が無い!そんな時には読書が打って付け!!笑

万年筆関連の本も随分と増えましたが、先日久し振りに再読したのはこれ!

「ラミーのすべて/All about LAMY」
2005年発行 ロコモーションパブリッシング

2年程前の購入時に1度読んだきりだったのですが、ふと気になって再読。
LAMY社は最近万年筆ブームの牽引役をになっていると言っても過言でないSafariを筆頭に、多くの優れたデザインを世に送り出しているドイツを代表する筆記具メーカーです。

改めて読んでみるととても面白い。

LAMYの正式社名はC Josef Lamy Gmbhと言うそうだ。予想外に長く重厚な感じがドイツらしい!! 社員数は約380人で思っている程多くない。(2005年の出版時点)

社内で企画開発を行なうブラックキューブ(この建物のデザインも良い感じだ!!)と呼ばれる社屋の1階の明るい良い大きなスペースを取っているのが新製品を生み出す時に必要な新しい工具を作り出す工房!(写されている写真には多くの工作機械や工具が!このスペースは何ともカッコいい!!何か新しい物が出来るぞ〜と予感させてくれる!)

ライトグレーのコットン製のドクターコート(白で胸におなじみのLAMYのロゴがプリントされてる!なかなかカッコ良い!ちょっと欲しい!!)を着て皆黙々と作業に取り組んでいる社員の様子も写っている。

また、製品はほとんどすべてに近い状況で社内で生産されている。
それも、インクの充填や筆記具のアッセンブル(組み立て)までの殆どを巨大な工場でマシンによるオートメーションで作っている!(LAMY2000の表面加工は熟練の職人が行なっているそうだ!!)その量がまた半端無い!!

ラミーの担当者が言うには、

「ドイツで最高品質のインクを作っているのはペリカンとラミーだ!」

そのインクを詰めるカートリッジを1日に250万〜300万本生産しているそうだ!!
(5本入が50万〜60万箱!!ヒエ〜〜〜どんだけ〜〜〜)
ボールペンのインクも自社充填、何故かローラーボールのリフィルのみシュミットとシュナイダーに外注だそう! (説明には専門メーカーとある。シュミットとシュナイダーはローラーボールの専門??)

更にはベストセラーのSafariは1日に最大で3シフトで2万本を生産可能らしい!!

万年筆が日に2万本!?スゲ〜〜〜 

まぁ、もちろんSafariだけを生産している訳ではないからどれだけ売れているかは分からないですけどね〜ちなみに最新のホームページを見るとLAMY社は年間600万本の筆記具を生産し5000万ユーロ(現在レートで68億円)の売上があるとあります。

そう考えるとKakunoが日本で発売から1年で100万本売れたのは脅威の数字だな〜まぁ、価格帯が違うのは大きいし、昨今のステーショナリー女子を一気に取り込んだからなぁ〜!!
(Safariもだから可愛いパステルカラー×白クリップとか出せば良いのに!!笑) 

本の内容に戻ると明るくオシャレな社員食堂(ラミテリア)や巨大倉庫の写真など何とも凄い環境である! (もちろん社員はバカンス等の長期休暇もある!!)

また、過去の製品の写真や(創業者は最初パーカーを尊敬していたのでどことなく当時の製品もパーカーに似ている印象)、日本が大好きでMade in Germanyに拘りを強く持つ2代目社長のインタビュー等(名品LAMY2000の誕生秘話、ベストセラーSafariの成功秘話など、)色々と興味深い記事が満載!

徹底した製品作り、それも他の筆記具メーカーの追随を許さぬデザインに対する強い思いが込められていて正にデザインプロダクトメーカーと言って過言でない。(その精神の源がバウハウスに起因するのは言うまでもない!)

これを読んで久し振りにSafariの何本かにLAMYのインクを入れてみた。

Safariを使うと分かるが決して天にも昇る書き心地ではないが、誠実にしっかりと書く事に拘って作られた優れたデザイン筆記具である事は間違いない。軽く持ち運びも安心で、少し明度の高いインクは勉強に使うにはもってこいかも知れない!! (LamyのBBインクの色は実は好きなんだなぁ〜!ちなみにレイド紙には金ペン先のLAMY2000のM〜BB辺りが良いと思う!笑)

毎年毎年SafariやAL-starは新しいカラーが登場し、手頃な価格ながらもコレクションの楽しみをも満喫させながら、しっかりとしたクオリティは多くの愛好者を引きつけるのも頷ける。

優れたデザインは長々と愛される。そしてそれは簡単には出来上がらない。
多くの人の知恵と努力の結晶である!!

改めて如何にデザインが大切かを思い知るなぁ〜!!
今時はなんちゃってオリジナルが売れる時代だけに考えさせられる。

あなたの万年筆(筆記具)にはそんな想いやストーリーが感じられますか?
そう!ロマンが無いとね〜〜〜笑









 

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