朝から気持ち良い天気！！

今日はあの震災から四年。

今もハッキリ憶えている大きな揺れが来る前の深い底からの地鳴り！
そのかすかな音を聞いた瞬間に、
「来る！」
自宅にいた自分は相方にすぐに愛犬を抱きかかえる様指示して、一目散に自宅前の公園に飛び出した！！
その瞬間！！もう、世の中終わるんじゃ無いかと思わんばかりの揺れに見舞われた！！
（この時点で公園に来たのは自分達だけ！最初から公園内にいた人も数名。） 
電信柱がユサユサと揺れ、低層マンションでさえ大きくうねり、空が真っ暗になってカラスが大群で飛んで行った！！

第１波が収まると近所の人達が次々と公園に集まり、場所柄外国人も多く皆パニックになっていた！！
オイラは自分のマンションの他の家の人達のインターホンを次々押して公園に非難を呼びかけた。
マンション１階のオートロックのドアは最初に出る時に開け放して閉まらない様にしていた！！

皆、顔を強ばらせ完全に恐怖におののいていた。

次にオイラは冷静にすぐにコンビニへ買い出しに！！
水を持てるだけすぐに買い込んで、同じマンションに住む人達にも一部を配った。

これらの動きが出来たのは、その前の阪神淡路大震災を経験したからだ。
その頃大阪市内の木造の一軒家に住んでいて、早朝であったが同じ地響きを聞いた！！
その時はまさか地震の前触れとは思わず寝床から出なかったが同じ様にその後１分ほどで突き上げる様な大きな揺れに見舞われ立つ事もままならず、四つん這いの姿勢で揺れが収まるのを待つしか無かった。古い木造の一軒家だったので壁がミシッ！っと大きな音を立て生きた心地がしなかった！！

その経験が四年前の地震の時に役立った。
今でも揺れには以上に敏感だ。
愛犬も地震速報の音を聞くと未だに震えて動けなくなるほどのトラウマに。

大勢の人が津波で亡くなり、原発が未曾有の大事故に見舞われ未だに元に戻る気配は無い！！

あの地震の後、随分と凹んだ。
やはり、人間は奢り過ぎている！って思った。

海外の友人からは日本を脱出しろとメールや電話があった。実際そうやって海外や関西の方に逃げた人達も大勢いた。しかし、自分達は東京から出なかった。実家から一時非難するかと聞かれたが断った。

何処に行こうとも命が尽きる時は尽きるから、ジタバタしないでいようと相方と覚悟した。
何度も何度も余震が来る度に怖かった！！でも、今迄の自分達を幸せにしてくれた街をそれで離れる事には至らなかった。もしも、自分達にその時子供がいたらまた別の考えがあったかも知れない！でも、自分達はそこに居た。

あれから、四年。今も覚悟は変わらない。
動く時は行きたい所にロマンを求めて動くつもり。

自然の脅威には人間はある意味無抵抗である事も変わらない。
安全神話を唱い続けた原発の後処理に何年掛かるかも未だ良く分からない。
にもかかわらず、原発は再起動の道を選び、そして人はあまり変わった様にも感じない。

多くの人が亡くなった悲しみは忘れる事は出来ない。

でも、その多くの犠牲から学ぶべきは多くの人の命を守るには先ずは奢りを捨てるべきでは！？
生かされし者がどう生きるかで未来は決まる。