昨日入手したペンを店頭で試筆した時に感じた筆記感は
「丸い。」
良く酒の味わいを同じ様に「丸い」と表現する事があるが、それと同じ様に紙に当たる感じが「丸い」のである。この筆記感は自分の手持ちのペンだとキャップレスデシモのMニブがこの感触に近い。
今まで筆記感を表現するのにヌルヌル、カリカリ、サリサリ等、の表現が多く聞かれたし、自分もそれらの筆記感を味わいたくてそのペンを購入したり、調整して頂く際にその表現を使ったりしていた。
しかし、基本的に筆記感の感じ方は人それぞれ違う。
書き癖や筆圧、縦書き、横書き、右利き、左利き、書く紙の質、インク、ペンの性能、気温や湿度、気圧等の組み合わせによって違うだろうし、イライラしているとき、リラックスしているとき、酔っぱらっているとき、など心身の状況によってもきっと違うはず。
ましてや国が違う、使用する言語、文字が違えば筆記感の良し悪しは全く違うであろう。
(もちろん、これはあのクーゲルにも大いに関係があると思う。)
日本の量産での物作りはアベレージを取る事に関しては世界一だと思う。
しかし、それが万人全てに良いかと言えばもちろんそうではない。
中には味わいが無くてつまらないと思う人も数多くいるだろう。
日本の文字は基本は漢字、平仮名、カタカナの3つで近代はこれにローマ字がプラスされる。昔は縦書きが標準であったが、現在は学校、仕事場でもかなり少ない。
ましてや、当たり前だった紙に筆記して文字を記す事が今やキーボードを叩きプリントアウトに変化!下手すりゃ、キーボードも使わずコントロールレバーやフリックアクション、音声で文字を入力し、それをダイレクトに通信して相手と意思疎通している。
(もちろん、絵文字や記号も今や文字扱い!)
ちなみにスマホの文字入力をフリックで出来ないとオヤジだそうだ!!
えっ!フリックが分からない??
それはもう化石かも・・・笑
そうなると、
文字を美しく表現する事や心地よい筆記感のアベレージは変化しているのでは??
(アメリカでは既に筆記体が書けない若い人がかなり増えて来ているらしい。)
それらを追求するには、使う人の個性や感性を尊重出来てこそでは無いだろうか??
自分だけが感じる特別な筆記感の表現は万年筆の未来を考えると、大きなポイントにはならないだろうか??
先日の定例会でらすとるむ氏が披露したパイロットのカクノ改造ペンは、そう言う意味では正に時代に呼応した試みだったと思う。当たり前かもしれないが、どの改造ペンも未改造のカクノとは違う筆記感があり、ある意味書く人の個性を引き出してくれるよな感さえ有った様に思う。これはシロウさんが無印良品のペンで行なった字幅変更も同じである。
物には夢やロマンが無いといずれ飽きてしまう。
いつか、メーカー公認で改造自由な大きなペンポイントを付けた特殊ニブのペンが登場し、附属の説明書きに様々な筆記感が一覧で表現されていて、その中から自分の気になる筆記感をチョイスすると調整を施して渡してくれるなんてことになれば面白いな〜!!
皆さんならどんな筆記感を希望しますか??
らすとるむ改造カクノクーゲル【M】何ともイイっす!!
書く事・・・それは今やロマンである!!
「丸い。」
良く酒の味わいを同じ様に「丸い」と表現する事があるが、それと同じ様に紙に当たる感じが「丸い」のである。この筆記感は自分の手持ちのペンだとキャップレスデシモのMニブがこの感触に近い。
今まで筆記感を表現するのにヌルヌル、カリカリ、サリサリ等、の表現が多く聞かれたし、自分もそれらの筆記感を味わいたくてそのペンを購入したり、調整して頂く際にその表現を使ったりしていた。
しかし、基本的に筆記感の感じ方は人それぞれ違う。
書き癖や筆圧、縦書き、横書き、右利き、左利き、書く紙の質、インク、ペンの性能、気温や湿度、気圧等の組み合わせによって違うだろうし、イライラしているとき、リラックスしているとき、酔っぱらっているとき、など心身の状況によってもきっと違うはず。
ましてや国が違う、使用する言語、文字が違えば筆記感の良し悪しは全く違うであろう。
(もちろん、これはあのクーゲルにも大いに関係があると思う。)
日本の量産での物作りはアベレージを取る事に関しては世界一だと思う。
しかし、それが万人全てに良いかと言えばもちろんそうではない。
中には味わいが無くてつまらないと思う人も数多くいるだろう。
日本の文字は基本は漢字、平仮名、カタカナの3つで近代はこれにローマ字がプラスされる。昔は縦書きが標準であったが、現在は学校、仕事場でもかなり少ない。
ましてや、当たり前だった紙に筆記して文字を記す事が今やキーボードを叩きプリントアウトに変化!下手すりゃ、キーボードも使わずコントロールレバーやフリックアクション、音声で文字を入力し、それをダイレクトに通信して相手と意思疎通している。
(もちろん、絵文字や記号も今や文字扱い!)
ちなみにスマホの文字入力をフリックで出来ないとオヤジだそうだ!!
えっ!フリックが分からない??
それはもう化石かも・・・笑
そうなると、
文字を美しく表現する事や心地よい筆記感のアベレージは変化しているのでは??
(アメリカでは既に筆記体が書けない若い人がかなり増えて来ているらしい。)
それらを追求するには、使う人の個性や感性を尊重出来てこそでは無いだろうか??
自分だけが感じる特別な筆記感の表現は万年筆の未来を考えると、大きなポイントにはならないだろうか??
先日の定例会でらすとるむ氏が披露したパイロットのカクノ改造ペンは、そう言う意味では正に時代に呼応した試みだったと思う。当たり前かもしれないが、どの改造ペンも未改造のカクノとは違う筆記感があり、ある意味書く人の個性を引き出してくれるよな感さえ有った様に思う。これはシロウさんが無印良品のペンで行なった字幅変更も同じである。
物には夢やロマンが無いといずれ飽きてしまう。
いつか、メーカー公認で改造自由な大きなペンポイントを付けた特殊ニブのペンが登場し、附属の説明書きに様々な筆記感が一覧で表現されていて、その中から自分の気になる筆記感をチョイスすると調整を施して渡してくれるなんてことになれば面白いな〜!!
皆さんならどんな筆記感を希望しますか??
らすとるむ改造カクノクーゲル【M】何ともイイっす!!
書く事・・・それは今やロマンである!!