万年筆な日々

万年筆にハマったファッションデザイナーの記録。

FPLL(FOUNTAIN PEN LOVE LETTER)
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2014年04月

最近、whitestar_ftlさんが立ち上げ徐々に盛り上がり始めている

Kugel nib Owner's Club

(通称:K.O.Club 白星だけにK.O宣言か!?笑 勝手に通称作っちゃいました〜!!笑)
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オイラの242のマイクロクーゲル!!笑 クーゲル小さ〜い!!笑

その発起人であるwhitestar_ftlさんも詳しい事が分かりかねるKugel(クーゲル)の謎!
銀座の館の店主もモンブランの本国ドイツ本社で聞いても回答が無かったとか?

何故生まれたのか?
何の為に?
何故無くなったのか?


これは、正にオイラの大好きなロマンじゃないですか!?
昨夜もインディジョーンズでも登場していたマヤ時代の遺跡から発掘されたと言われていたクリスタルスカルが実は1850年代にドイツで作られていたというドキュメンタリーに釘付け!!

こうなれば、
萬年筆界のお笑い担当&目指せ萬年筆インディ・ジョーンズと言う事で、色々調べて自分なりの仮説を立ててみました。

先ず、自分が持っているクーゲルニブで文字を書いて思うのは、ウェーバーリーとシェーファーに似た筆記感で少し押し出すような書き方が心地良く、特に筆記体を書くのに良い!それで、もしかしたらそれらに対抗する為に生まれたのではないかと考えた!

先日、らすとるむ氏と繰り広げたウェーバーリー対話で英国のウェーバリーには当時パテントが発生していたらしく、似た様な形状のニブを持つシェーファーもそれをウェーバリーとはうたっていない。その事から考えると随分と人気のあった英国ウェーバーリー、米国シェーファーに対し、既にマイシュターシュティックを世に送り出し、万年筆の王者を目指したモンブランが負けじと何か似た筆記感もしくはそれを上回るニブを作れないかと言う事で生みだしたのでは??

しかし!!
いや違う??何かが違う!!
何かこの仮説は違和感がある!! 

そう!本当のロマンはここからである!!

kugel」はwikiで調べるとイディッシュ語Yiddish)で「」を意味するそうである。
イディッシュ語はドイツの方言の一つで別名「ユダヤ人ドイツ語」と言われ、今日でも世界中で400万人のユダヤ人に使われているそうです(イディッシュはユダヤ語を意味する)。
イディシュ語
これがイディッシュ語の新聞。全く読めない!!
(写真の文字を見るとまるでヘブライ語かアラビア語か?って感じ!)

このイディッシュ語を見てみるとヘブライ文字やスラブ文字(くさび形文字に似ている)が影響していて、この文字の筆致から見ると押し書き傾向が強いのではと!?
ヘブライ語
これがヘブライ語。

また、ヘブライ語やアラビア語と同じくイディッシュ語も右から左に文字を書くので、クーゲルが左利きの押し書き用と言われる説と合点がいく!!また、抑揚が付くこれらの文字は通常の丸研ぎでは旨く書けないのでは!!(右から左にこれらの文字を書こうとすると左利きで書かないと紙が汚れる可能性が高く、少し押し気味で書かないと書きにくい!!また、当時のクーゲルのペン先は丸研ぎではなく、抑揚の付き易い角研ぎである。)

一度左利きの人に右から左に書いてもらいたい!!何か分かるかも!!

以前、自分が北アフリカのモロッコを訪れた際、モロッコの先住民族であり、砂漠の民であるベルベル人の若いバーテンにアラビア語を書いてもらった際、器用に左手で少し押し書き風に文字を綴っていたのを思い出した。(モロッコの都会に住むベルベル人達は何と4カ国語を話す人が多い!英語、フランス語、アラビア語、ベルベル語)

そう、kugelはもしかしたらイディッシュ語を書くユダヤ人の為に作られたのでは!?

モンブランを世界的な成功に導いたクラウス・ヨハネス・フォス氏の名前から察するに氏はユダヤ系ドイツ人ではないかと推測される。と言う事はモンブラン社は間違いなくドイツ系ユダヤ人の会社であるのは容易に推測出来る。元々ユダヤ人が多かったハンブルグでは珍しく無い。そして、そうであればこの「kugel」と言うネーミングは妥当では無いだろうか??

まだ、戦争になる前に世界中に取扱店を増やし確実に成功に向って突っ走るモンブラン!多くのイディッシュ語を使うユダヤ人にとっても前途洋々の時代であったはずである!

そんな時に「kugel」は生まれたのでは無いのだろうか? 

モンブランのホームページを見ても1936〜1945年の間のニュースが全く無い。
イディッシュ語はゲルマン系ドイツ人達からは「乱れたドイツ語」として蔑まれたらしい。その事から考えると第2次世界大戦中恐らくナチス台頭の時代ドイツ国内もとよりデンマークでも「kugel」は作れなかったのでは無いだろうか??例え作っても「kugel」とは呼べなかったのでは??

同じく「kugel」を作っていたペリカンも戦時中はナチスドイツの旗を掲げながらも多くのユダヤ人を救ったらしい。多分、モンブランも実は同じ状況であったのでは無いだろうか?

1930〜1960年代までの僅か30年
で「kugel」が消えてしまったと言われているのは何故か?
第2次世界大戦中ナチスドイツのホロコーストによりドイツ国内及び東欧に大勢いたイディッシュ語を使っていたユダヤ人が激減したのが大きな理由であったのでは無いか??この時に多くのクーゲルの名品も姿を消したのでは??

1952年に149が登場し、再度、世界制覇に向けて加速しだしたモンブラン!しかし、この頃にはクーゲルの存在理由は減る一方であったに違いない。イディッシュ語を使う人は減り多くの人々はラテン語ベースの言葉を使い、筆記方向は左から右が当たり前になってしまったのである。

しかし、いまだ世界に多くのイディッシュ語を使う人がいるのも事実で、もしかしたら未だにその人達は大事に「kugel」を使っているかもしれない。(現在もアメリカでは300万人ものイディッシュ語を話すドイツ系ユダヤ人がいるらしい。)

現在、リシュモンの傘下に入っているモンブラン社。
(言わずもがなリシュモンは世界有数のユダヤ系企業グループ。)

kugel」それは、いにしえのユダヤ人の魂のペン先かも知れない!!
それは正にロマンだ!!あ〜とまんない!!笑

今回の記事は、資料元及び写真はコピペだらけですので論文の体は成しておりません。
よってネイチャー等に掲載される事もありません!あくまで個人的にお楽しみ下さい。笑

先日銀座のあのお店にお伺いした際、まだ生き残っていた一品を紹介!
これはまぁまぁ貴重ですぞ〜!!

写真を撮っても良いとの事で、丁度復刻版もあったので並べてパチり!
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昨年復刻版が出て多いに話題になったペリカンM800茶縞。上が復刻版。
下が元々のオリジナルで、スペインでテストとして贈答用にボールペンとセットで750セットが生産されただけと言われ、入手は極めて困難で今や幻と呼ばれる元祖M800茶縞!!(販売された事が無いとも!)
そう、この幻が一品が欲しかった人は多かったらしい!!

並べてみると茶縞の色が全く違う!!(#400 or #500の茶縞に近いのか??)
自分も復刻版は一本持っているので分かるのだが、元祖の方は茶縞が赤味を帯びている!
更に、キャップ、尻軸の無地の部分の色味が復刻版より若干赤味がかっている。
(写真ではこの微妙な差は分かりにくい。)
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元祖の茶縞の方が縞の出かたがランダムで深みが有る様に感じる。う〜ん美しい!!
尻軸にもゴールドのパーツが光る!!(復刻には無い。)
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天冠は黒にゴールドが元祖。ゴールド天冠が復刻。
光具合が復刻の方が全体的に煌びやかで、今風なゴージャス感を持って復刻した感じである。
味わい深さは元祖の方が有る様に感じられる。
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やはり、復刻は復刻で、元祖は元祖である。

好き嫌いが分かれるとは思うが、ペリカンコレクターにとっては間違いなく気になる一本だと!
(もちろん普通に販売しています。値段はお店で確認して下さいね〜!!)

いずれにしても、なかなかお目にかかる事が難しい一本なので記録として撮らせて頂いた。
感謝!!

 

昨日は調整の為に訪れた銀座のあの店で「白星」さんとまたまたバッタリ!
暫く店内で色々話して、魅惑のペンに手が伸びそうなのもグッと堪え、
せっかく気持ちいい夕方だったので・・・

ちょいと一杯のつもりで呑んで〜気付けば閉店迄・・・アハハ!!
色々萬バナ(萬年筆話)で大盛り上がり!!呑みまくり食いまくりです!!ハイ
白星さ〜ん、世界が待ってるよ〜〜〜笑 
と言う訳で昨日のブログはベロンベロン状態で何とかアップ。アハ

さぁ、今朝の味噌汁で復活!!酔い覚ましの萬バナいきま〜す!!
昨日、訪れたあのお店で「へえ〜」と言う話を聞いたので今日はその話題。
それはこのペン!!
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Parker Duofold Lucky Curve
欲しかったLucky Curve!実はペントレで2本とも師匠のブースから頂いたもの!
上の仏壇カーブは以前に調整記録を見ていたので書き味が味わいたいと思っていた1本。
そして、下の通称ビッグレッドは細字のニブで黒との書き心地との差を味わいたかった。
(黒はB??である。 )

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実はまだインクを吸入させていない。(付けペン状態では試筆済み。)
黒の方の書き心地はパーカーとは思えぬ独特の書き心地に驚き、ビッグレッドはパーカーらしいガチニブの細字でこれはこれで良い感じ。遠い昔(1920年代)の筆記感が存分に味わえる。
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クリスマスツリーペン芯も良い感じで、このデザインもお気に入り!!
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ラッキーカーブ刻印くっきりと!(これはどうやら金クレヨン等で後から着色してる模様。)

実はこのラッキーカーブが話題になって、店主がこの
ペン芯の根元に縦とか横またはクロス等の印が有ればラッキーカーブペン芯の後部は折られているとの事。逆に印の付いた物で折られていないペン芯が入ってない物を見た事が無いと!!

「へぇ〜〜〜!」

そこで、早速チェック。
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おぉ〜!!黒い方は縦に大きくキズ?溝?が掘られている。
(これはキズでは無く空気の新入口では無いのだろうか??)


師匠のブログを改めて見るとこの黒い方はラッキーカーブの後部は折られてあると!!
であれば、これはキズなのだろうか??(どう見てもキズには見えないな〜)
また、ビッグレッドの方は印が無くキレイな状態!これは折られてないのか??

一体このキズ?溝?は誰が施したんだろうか・・・販売店??持ち主??修理担当??

趣味文のNo.19にDUOFOLDの特集がある。(ここにキズの事も実は書いてあった。)
その中でラッキーカーブは「インクのぼた落ちやインクの噴き出し防止の為に役割を果たす。」とある。しかし、師匠のブログを読むと
修理の煩わしさを解消する為(店主もこれが有力と!)?また折った方がインクフローが良いと感じたと!

もちろん真相は分からない。

昨日は先日購入した同じ時代のウォーターマンを再調整してもらいに行ったのだが、同じ1920年代で全く違うペン芯を持つ
ウォーターマン&パーカー!万年筆需要が盛んになり、前途洋々の状況で日々新しい事に挑戦し、競い合い、進歩を遂げるべく製造担当者や修理担当者は創意工夫を凝らして頑張っていたんだろうな〜

そんな、万年筆がこのデジタル社会の現在でも現役で使え、持つ人、書く人に与えるロマンは計り知れない!!ぼた落ちもフローも関係ない便利なデジタル機器。調整や修理、メンテナンス次第では一世紀近くたっても使える万年筆。物に魂が宿るとすれば間違いなく後者だろうな〜

と言う事は、ある意味この印はそんな魂の印なのかも〜!


それはロマンの証だ〜!!笑


男は幾つになってもロマンが必要だ〜!!と言う事で男のロマンと言えば・・・


むかしのペンは〜 お〜れ〜のペン〜
おれの〜はてしな〜い あこがれさ〜 

な〜んて!!笑
 

3/31のブログ「地中海ドリーム」で紹介したキャップの色が違っていた
ブルースケルトンのLEVENGER別注のシェーファー
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キャップの色が違う青(MEDITERRANEAN:地中海)

あれから、ディーラーの方に連絡を取って状況を説明。しかし、先方もこのキャップの色の軸のペンは持ってなくて、アメリカから届いた最初から違っていた可能性が高いとの結論に!!
海外からの買い物では十分にあり得る!!

今迄ペンは海外から仕入れた経験は無いが、海外仕入はたまに驚く様な物が届く事が有る。

昔々、インポートのブティックを経営してた頃、イタリア製のシャツの衿の形をした婦人用のチョーカー(所謂短いネックレス)をパリの展示会で見つけて仕入れた事があった。
それはとても上質の革で出来ており、柔らかでイタリアらしい美しい色で値段もそこそこしたが、まだ日本に展開されて無く、とても珍しいデザインに一目惚れして3色も発注して到着を楽しみにしていた。

それから、半年近く経ってようやく出来上がりの商品が日本に到着したと商社の担当者から連絡が有り、一緒に発注を付けた店長共々ドキドキワクワクで店に届くのを待った。そして、それを察したのか
担当の商社マン自ら箱を抱えて届けにきた。

早速、箱を開封すると何とも美しい色のチョーカーがキレイな小箱に入って並んでいる!!ワ〜オ!!さすがイタリア!!手にすると何とも柔らかく最高の品質である!

(思い切って発注してよかった!!)
小さいながらも高額だったが(これはいける!)と思っての事で、その分諦めた商品もあっただけに気分は上々だった!!担当の商社マンもニンマリである。

しかしこの後、店長の一言が・・・
これはそのやり取りの一部始終。

店長:「届きません!!」

俺:「
何が?ここにあるじゃん!笑」

店長:「でも、届かないんです!!」


俺:「何バカ言ってんの〜〜〜!笑」

店長:「違うんです!首の後に届きません!まるでチワワ用です!」

俺:「ハァ〜〜〜〜〜〜!?」


その場にいた全員:「・・・」

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なんじゃこりゃ〜!!


驚いた事に届いた商品全てがまるで子犬の首にしか通らないサイズ!!担当の商社マンに詰め寄るも、商社マンも驚きを隠せない様子!!その場でイタリアにも問い合わせたが繋がらず、後日報告を約束に一旦持ち帰ってもらった。

結局、イタリアのメーカーはゴネにゴネたが返品する事に相成った。どうやれば人間用のチョーカーが子犬用になるのか全く想像がつかないが、これ以降、海外との取引に関して予想外の事が起きる事も有ると肝に命じた。(もちろん、この後も度々驚く様な事が起き、その度に頭を悩ませたのは言うまでもない。)

細かい部分も含めて万年筆は、時代や素材で非常に見分けが難しい。
それこそ余程よく分かっていないとネットオークション等ではとんでもない物を掴ませられる可能性も十二分に有る!!それだけに日々勉強は必要!!
皆様もお気を付けあそばせ〜笑
(もちろん、そう言う事が有るだけに
ネットオークション等は宝探し的な要素があり魅力が有るのも事実だが、今の自分の眼力、知識ではまだまだ危うい限りである!笑)

今回は親切なディーラーさんからの入手が幸いで、
なんと!手元の別の色の1本と交換してくれた!!
感謝!!
届いたこいつは、もともと一番欲しかった色!!嬉しい〜
!!
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SHEAFFERS LEVENGER
YELLOW SUN(カリブの太陽)
 

LEVENGER残り3色!いつぞやまた出会いが有ります様に!
 

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