東京の蔵前にあるステーショナリーショップカキモリINK STANDがオープンしているそうだ。
(明日29日発売予定の最新趣味文vol.31の紹介にはインクバーとなっている!オヨ??)

自分の好きな色のインクを調合してオリジナルカラーインクを作れるそうだ。
詳しくはこちら→http://www.kakimori.com/wp286/?p=2319
16色のインクの中から3色を選び約30分でオリジナルインクが完成するとある。
(恐らく元インクは米国製のプラベートリザーブ??)

おぉ〜とうとうお店でオリジナルカラーインクを調合して販売出来る様に!!
如何に万年筆のインクを楽しむ人が多くなって来ているかを物語っている気がする。 と言う事は単純にインクを使って書く(万年筆、ローラーボール、ガラスペン、等等)事が増えている証であろう。

自分もルビナートのガラスペンを1本所有しているが、やはり万年筆の書き味とは全く違う。
(ちなみにガラスペンは日本が発祥で後々海外に広がったそうだ!驚き!)

当たり前だが、ガラスにはしなりが全く無いので書き味はカリカリ、サリサリしたものである。 インクの色を見たりするには最適で、水につけるだけでサッとインクがキレイに落ちるので何色もの色を見るには最適である!ただし、万年筆のインクフロー、字巾とは全く違うのでガラスペンで見る色と同じ色味が万年筆で書けるかどうかは別だと思っていた方が良い!

最新の「趣味の文具箱vol.31」にもインクパラダイスなるトピックもあるので楽しみだ!

先日、白星アニキと萬談を楽しまれた色遊びさんに至っては400本ものインクを所有し、ご自分でインクを調合してオリジナルインクを楽しまれているそうだ。メーカーの方は混ぜない様にとの基本使用方法が書いてあるのだが、購入後自分の責任でどう遊ぶかはもちろん自由だ!そして、それが良いと思って自分もやるのも自己責任で問題無い!

そもそも、日本でカラーインクが今ほど無い頃には黒、青、ブルーブラック、赤、基本色が中心でそれで表現出来る雰囲気は限られていたんだろうなぁ・・・多分イメージするに、万年筆はお堅い雰囲気で使う筆記具で、決してカジュアルな雰囲気で使う物では無かったんだろうなぁ・・・

自分達が子供の頃には既に色鉛筆、クレヨン、絵の具、マーカー等カラーバリエーションが豊富なのが当たり前の時代に育った。なので万年筆のインクがそんなに少なかったのには最初驚いた!それだけ、万年筆と言う筆記具が特殊な状況になっていたのだと!!

芸術の国と呼ばれるフランスでは1966年までフランス全土の小学校の指定インクがエルバンのヴィオレパンセという紫のインクだったのだから、やはり日本と海外では随分と違う感覚だったのは間違いない!当然エルバンのカラーインクの展開はきっと随分昔なのだろうと推測する!

エルバンのインク製造開始は1700年!!(1702年日本では赤穂浪士の討ち入り!)
ちなみにヴィオレパンセはフランス第一帝政時代(1804〜1814)から小学校の指定色!!
スゲ〜!!
それから、200年以上たった今、日本でカラーインクが流行っている!

何だか途方も無い歴史の差にただただ驚くばかりだ。
そして、やはり万年筆(当時は付けペン?羽ペン?)は海外から来た物だと改め思った次第である。

今日25年来のパリの友人から怪我のお見舞いと7月の誕生日のプレゼントが届いた。

ちなみに彼女は11月にメキシコの国際イベントに招待されていて、現在メキシコのマリクレールにも紹介されている。それがこちら(もちろんスペイン語ですが。)→http://www.marieclaire.com.mx/estilo-de-vida/tiempo-libre/14/09/24/el-arte-de-la-moda-festival-de-cine-y-moda-asvoff-mexico/?utm_content=buffer0cc8a&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

添えられた手紙は薄い紫の紙にヴィオレパンセで文が綴られていた!  う〜ん素敵である!
2014-09-28-06-19-50

頂いたノートは見た事無いメーカーのハードカバーノート!!
Alhambra Gateと中に小さく書かれているので、表紙のデザインはアルハンブラ宮殿の門がモチーフなのか??
スゲ〜〜〜!!
紙は厚めで多分万年筆でも問題無く書けそう!何書こうかな〜〜〜!!笑 

あ〜ロマンだな〜!!笑

多分、送った本人は上記に記した事は無意識だと思う。
単純に美しいと思ってチョイスしているに過ぎないと思う!

しかし、そんな紙とインクが普通に有るのがフランス・パリなのかも知れない!
昨日、某有名文具店にそんなカラーのシンプルな無罫の便せんを探して見たが一つも見当たらなかった・・・ファンシーなプリント物は色々有るのだが。今やそれが日本らしさ?!

さぁ、何でお返事するか??
考えなくては、和風か、オリジナルイラストか、絵葉書を封筒に入れるか?
こういう楽しみが有るのが嬉しい!!

そんな手紙やハガキのやり取りで、思い思いの万年筆やインクを使われるのは如何ですか?
FPLL/エフピーエルエル(Fountain Pen Love Letter)の参加募集中です!!
今迄とは違った万年筆の楽しみ方や、新しい感覚きっと楽しめると思います!!

FPLLって何?ご興味ある方、ご参加希望の方は下記記事をご一読下さい。
こちらをクリック→ http://bbink.blog.jp/archives/12168623.html 

皆さんふるってご参加を!!一緒に万年筆で楽しみましょう!!