MONTBLANCで今も展開されているBOHEME(ボエム)というコレクションがある。
モンブランの最新カタログによるとボエムとは下記の様に説明されている。

慣習にとらわれず、自由で洗練されたライフスタイルを楽しむ「ブルジョア・ボヘミアン」
のためにデザインされた筆記具コレクション


となっている。2000年のミレニアム企画として登場していて万年筆以外にもローラーボールや ボールペン、ペンシルのラインナップで2014年現在6バリエーションの展開になっている。

このボエム万年筆の特徴は、
①尻軸を回すとリップの様に首軸からペン先がニョキニョキと出て来る。格納式。
②クリップに大振りなカラーストーンや半貴石が ついている。
③大きさがペリカンのM300より小さいのにずんぐりしている。
う〜ん!何だかボヘミアンな感じだ!!

実はこのフォルム、そしてペン先が格納される機構が昔から サンダーバード2号を代表する
格納系ずんぐりメカ(他にはテッカマンがテックセットする際に収納されるペガス等)
が大好きな自分の物欲を刺激していたのだが・・・どうしても②がアウト!!
宝石付きのサンダーバード2号は許せないのだ。

まぁ、モンブランだけでなく 他のメーカーもやたら限定になると、その手の宝石もどき及び本物の宝石が付くモデルが多い。これがどうしても現在の自分の好みにあてはまらない。
と言う事で、しょうが無く所有を諦めていた 。

ところがある日、何気にオークションをチェックしていると、

あれ!? なんだこれ??石が無い!!
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写真を何度チェックするもクリップの石が無い!!石が落ちたのか?
黒ボディに金のクリップ。綺麗な仏壇系ボエムである。
説明を見るとユーズドであるが殆ど使用していない当時のタグ付き美品。
どうやら発売当初にあったモデルらしい。 知らなかった!
予算内で何とか落札。

数日後、手元に届いたペンは説明通り使用感も無くほぼ新品である。
早速尻軸を回すとニョキニョキとペン先が出て来る。気持ちいい〜!!
そして少し逆方向に回し尻軸を倒すとパカッ!と開いて、そこからカートリッジインクを差し込む様になっている。カッコ良い〜!!
しかし、その段階になって、

あれ?これどうやってペン先洗うの?

と疑問が。慌ててネットでチェックするとボエム専用のクリーニングカートリッジがあるのだが、何と既に販売終了していてどこにも売っていないとの事!!

マジ!!

入手後、萬年筆研究会WAGNERで師匠の調整を受けた際に聞いてはみたものの、やはりクリーニングカートリッジしか手が無いと。あ〜諦めるしかないなぁ〜と思っていた。

ところが、今年に入ってたまたま立ち寄った日本橋丸善の万年筆売り場で駄目もとで聞いてみた所、
売り場には当然無く今日で3人目の質問だと・・・
すると一人の販売員が「一度モンブランブティックに聞いてみましょうか?」と。
せっかくだからお願いする事に。目の前でその人が電話してみると少々驚いた顔で一言!

「あるそうです。」

販売員にお礼を言って日本橋から足早に銀座のモンブランブティックに。
2階の筆記具売り場の女性店員に尋ねると笑顔で「はい、ございます。」
カウンターの奥から細長い箱を取り出し「これになります。」
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そして中身を見せてくれた。(ながっ!)
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間違いない!(しっかりモンブランのロゴ入り。しかし、残念ながらホワイトスターは無し!)

以前販売してたクリーニングカートリッジは専用の洗浄液が入ってたらしいが、今回のは洗浄液が入っていない空のクリーニングカートリッジだ!お代を払おうとすると、

「どうぞお持ち帰り下さい。」

「えっ!」

なんと無料だ!ネットの情報だと以前のは3000円近くしていたらしい。これには驚いた!
きっちりとモンブランのマークの入った黒い袋に入れてくれてタダ!!
おぉ〜モンブランいいじゃないか!

そしてついに今日!入手後初のクリーニング。
(もしかしたら現行モデルの中の素材が変わったから洗浄液が無くなったのか??と一抹の不安も。)

でも、やはりキレイになると言うのは良い事だ!紙コップの中はあっという間にブルーに!
クリーニング後、気持ちインクフローも良くなった気がする。

149と並べると。やっぱりサイズの割にはデブ。でも何だか愛くるしい。
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立派なホワイトスターはしっかり主張。ペン先は14C。
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今や何かと出番の多い仏壇ボエムである。黒軸以外も欲しい!!赤とか緑とか!!
ブルジョアじゃなくてもいいモン!!