日本橋丸善で「世界の万年筆展」が昨日から始まっている。来週には日本橋三越で
「世界の万年筆祭」、そしてその翌週には「ペン・トレーディングin東京」が開催される。
正に萬年筆の月である。

趣味文最新号にも書いてあったが、今回の限定万年筆パイロット845「青漆」が 
既に予約完売しているらしい。5万を超えた萬年筆が現物を手にする事無く
予約完売の事実は、やはり万年筆ブームが本格化している一つだと思う。

最近、ファッション誌を見ていてもやたら万年筆が登場する。
切っ掛けは色々あると思うが、メンズの世界で言うと一昨年前位からそれまでの
イタリアンスタイル 一辺倒から、英国調のクラッシックなスタイルが復活。
ゲイリー・オールドマン/プラダ
(2012-13年の秋冬プラダメンズコレクション。ゲーリーオールドマンの胸ポケットにはプラダの限定万年筆!)

また、ラギット系と呼ばれるネオアメトラスタイルが躍進したのも大きい。

いずれのスタイルもジェントリーなスタイルで、それまでの華やかでセクシーな
モダンイタリアンスタイルとは打って変わってシック&ダンディが売りのスタイルである。
そうなるとインテリジェンス&男臭いアイテムが再注目を浴びる形になり、俄然万年筆も
脚光を浴びる事となった次第である。
(それらのスタイルのオリジナルの時代の3種の神器に万年筆があったのは言わずもがな。)

味わい深く決め込んだスーツやジャケットの胸ポケットに忍ばせた万年筆に次のネタを模索
していたファッションピープル達が飛びついた!!

もちろん、そのネオダンディ達が携える筆記具の中にはビンテージ感漂う
モンブランやパーカー、漆塗りの萬年筆がお洒落に光り輝く!

しかし、最近の万年筆ブームはそれだけが切っ掛けではない。
恐らくファッションの方はじきにまた新しいトレンドに切り変わるだろう。
だが、それが切っ掛けで万年筆に興味を持ち、嵌る人が増えるのも間違いない!

書くと言う道具としての側面と、美しい工芸品の側面を持ち合わせた万年筆の世界は奥深く、
今や究極の遊びの世界に驀進中だ!

それは正に今の時代に起こるべくして起こったブームであろう気がする。

そして我家ではそんなブームも関係なく、チョイワルから毒気を洗い流した
風呂好きネオダンディオヤジと同様に今日も風呂に入り嗚咽を漏らす。
IMG_3120
はぁぁ〜気持ちいい〜〜〜
(ペンの声か、俺の声か・・・笑)